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半兵衛で、え？あぁ、そう。


建前だけの正義とかで全てを片そうなんて
そんなのはお門違い、「笑わせてくれるよね」

だけど偶には甘言だって必要だと思うさ
気が済むまで僕を満足させてみて

目の前から消えていった邪魔なだけの雑魚よりもさ
ゾクゾクって迫るようなこの感じが「たまらない」

ねえ、真剣勝負がいいなら
僕をもっと本気にさせて
逃げるなんて許さないよ？
「やっぱりそんな程度なのかい…」


画策もいいと思うけれど力押しも嫌いじゃない
そんな僕の事を狡猾だというの？

ずるいだとか冷血だとか言いたいなら言えばいいさ
君の価値観なんて興味ないからさ

口内からあふれ出した紅色の命はほら
そろそろって伝えるんだ、刻限はすぐそこ

「さぁ、どうなっちゃうのか見せてよ」
理想？暴論？知りはしないよ
限界突破で魅せてよ
本当は僕も分かっているから


「理想」とか「彼の為」とか
所詮それは自己満足
そういうのに縋り付いて生きてるって
みっともないって思ってるさ


もう、諦めちゃったらいいだろう
一体何処に不満があるの？
いっそこうなったら逃がさない
だからね、ほらね、覚悟して

さぁ、どうなったっていいだろ？
その目で最期まで見届けて
逃げるなんて許さないよ
だって、ほらね、そろそろお仕舞い

「あぁ、もう駄目…」