二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.41 )
- 日時: 2012/05/24 23:13
- 名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)
警備隊演習への参加要請 in 捜査二課
「・・・色々聞きたい事があるんだけどそれは後でいいわ。各自全力で取り組むように。では始め!」
ソーニャが号令を発したと同時にフェイがロイドに向かってハルバードを振り落とす。すかさずロイドがトンファーでそれを受け止め避ける様に後ろにダッシュした。
「そこです!」
一瞬の隙を狙ったのかノエルがロイドに地のアーツ「ストーンスパイク」を使用した、だがエリィが風のアーツ「スパークル」を上手く放っちストーンスパイクにぶつけアーツをかき消した。
「セシラルちゃん、今回は手加減無しで行かせてもらうぞ」
その頃セシラルはランディとティオの二人という不利な状況に置かれていた。
「ランディさんいきますよ、雷光撃」
セシラルはそう言うと棒具の先端を地面に叩きつけその反動で目に見えない程のスピードでランディとティオに蹴った。
「痛っ!、セシラルちゃん溝打ちはずるいぞ」
「大丈夫です、ティオさんの溝は外しましたから」「そりゃ無いぜ」
二人相手でも流石に前の経験をしたセシラルなら苦戦を強いられる事は無い。
「エニグマ駆動、アイスハンマー」
ティオがセシラルに水のアーツを放つが軽々とかわす。しかし油断したのかフェイとノエルを相手にしている筈のロイドのトンファーをくらった。
「ランディ!くらえ」
「フェイ、相変わらずハルバードの扱いは下手だな」
フェイがランディに攻撃を仕掛けたのだがあっさりと受け止められハルバードを飛ばされてしまった。
「もらったぁぁぁ!」
絶体絶命のピンチだがフェイは仕方が無いとスーツの中に仕込んでいた刀でランディのハルバードを受け止めた。
「おいおい、小せぇ刀でどうやってハルバードを受け止めてんだよ」
「これにはコツがある。お前の膝を地面に付かしたら教えてやる、枯葉残月」
以
下
省
略
演習が終わった、勝ったのは二課とノエルの三人。しかし勝ったとは言え全員が膝を付いていた。
ノ「疲れた・・・」
フェ「支援課か・・・思ったよりもやるな」
ロ「負けた・・・」
エ「皆さん強いですね」
ティ「完敗です」
ラ「セシラルちゃん強すぎんだろ、フェイも刀使ってるし」
セ「・・・・・・」
「…………全力で戦えと言った筈だけまさか一人だけ手加減をしていたとはね、正直驚いたわ」
ソーニャの言葉を聞いたセシラル以外の6人は唖然とした。そしてセシラルは軽々と立ち上がった。まるでダメージを全く負っていなかった様に。
「ばれてしまいましたか。確かに私は全く本気を出してはいませんでした」
「全く、ドノバンはとんでもない子を部下に持ったわね。……各自次の演習に移る。今度はフェイとノエルが支援課と共闘し彼女と戦闘をする」
ソーニャの発した命令は少し無理がある、とフェイは思ったが仕方が無く従った。
「どうするの、いくら貴女とはいえ手加減で6人相手にするのは無理があるんじゃない?」
「いえ全く、むしろ4人も6人も変わりないです」
「セシラル・・お前は一体」
「今度も各自全力を出すように、始め」
フェイがセシラルにある事を聞こうとしたが、ソーニャの号令が鳴ってしまい彼女に声は届かなかった。
「一瞬で終わらせます。リーンカルナシオン」
セシラルが放った空のアーツ、それは導力器エニグマでは確認されていないアーツだった。その未確認のアーツの威力はエニグマで使用する事が出来る空のアーツ「ラストディザスター」の威力をはるかに超えていた。何故彼女がそれを放つ事が出来たのかは分からないがいずれにしても6人全員が無力化されているのは確かだった。
「セシラル……お前は何者だ」
フェイの質問に対し彼女は
「貴方が大きな事件を支援課の方々と協力して解決できたら、お教えしましょう」
演習が終わった後二人は別々に自宅に帰ったがフェイは彼女にこの事を追及はしなかった。