二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.45 )
日時: 2012/06/16 21:25
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)

クロスベル自治州創立記念祭3日目
「偽ブランド業者の摘発」

夕方
ベーカリーカフェ「モルジュ」
「1、2、3、4、5、6、7…800ミラちょうど」
フェイは警備隊時代からよく通っていたパン屋に居た。
「久しぶりにお前の事見たが、前より疲れてるように見えるのは気のせいか?」
彼はオスカー、ロイドの幼馴染で、腕のいいパン職人。
「気のせいではないな」
「なんか厄介な新人が来たのか?」
「いやもっと厄介なのが来た」
「もっと厄介なの?」
「実はな・・・」

一方オーバルストア「ゲンテン」
「はい、修理終わったよ」
彼女はウェンディ、ロイドの幼馴染で、見習い技術士
セシラルはよく戦闘用オーブメント「ENIGUMA」が壊れていないか点検しに来るので彼女と仲が良くなった。
「なんか疲れてるように見えるんだけど気のせいかな?」
「多分気のせいでは無いです」
「なんか厄介な新人でも来た?」
「いやもっと厄介なのが来ました」
「もっと厄介なの?」
「実は・・・」







午後
「調子に乗るんじゃないよ若造が!!!!!」
普段静かな警察署内に人間の喉から出る声とは思えない程の騒音が響く。この声は特務支援課に逮捕された、毎年クロスベルに来ては詐欺を繰り返している偽ブランド業者のリーダーのお婆さんだ。
「ぅぅ…耳が張り裂けそう」
「耳栓どうぞ」
受付嬢のフランは耳を押さえつけるセシラルに耳栓を差し出した。
「隙あり」
「あっ!逃げた」
取り調べを受けていたお婆さんが執行者顔負けのスピードで入口へと走って行く。セシラルは止めようとしたがスピードがスピードの為止められなかった。
「凄い、剣帝よりも早い」
そんな事言ってる内にお婆さんは入口へと向かっている。
「勝っっっっっったぁぁぁぁぁ」
婆さんは勢いよく飛び出し街中を掛け抜けて行った。
「逃げられた」
「おいおいどうすんだよ」
取り調べを担当したドノバンはいら立っている。
「離せ、離さんかこのばかちん」
「外が騒がしいですね」
セシラルが様子を見に行こうとしたがセシラルが一歩踏み出した時警察署の自動ドアが開き、ドノバンのお使いで飲み物を買いにいったフェイが婆さんを掴んだまま帰ってきた。
「フェイさん…その方って」
「見ての通りだ。捕まえるのには苦労したが」
「でかしたぞフェイ」
「喋って無いでとっとと離さんかい!!!!!!!!」
フェイはとっさに耳を塞いだ。しかし婆さんを離してしまった。
「いまだ」
「逃げた、追えぇぇぇぇ」
その後婆さんは捕まったが、それが後3回は続いた。







「そりゃ疲れるわな、まっ今日はゆっくり休め」
「それは疲れるね、今日はゆっくり休んだ方がいいよ」
フェ&セ「ありがとう」