二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 英雄伝説Ⅵ・Ⅶ 無限に続く軌跡へ ( No.47 )
日時: 2012/06/22 23:10
名前: 作者くしゃくしゃ ◆HOZN/8Uj3A (ID: UruhQZnK)

クロスベル自治州創立記念祭4日目・
「コリン少年の捜索パート1」

警察署内
「……繋がらない」
フェイはランディに連絡を取ろうとしていたが一向につながらない。
「お仕事で忙しいんですよ。また後で掛けた方がいいですよ」
「それもそうだな」
二人は会議室へと向かった。

「よしお前ら、今日は休み!、以上」
「おいちょっと待て。今なんて言った?」
相変わらずフェイはドノバンに対しては厳しい口調をとっている。
「今日は休み、今日は休み、大事な事だから二回言った」
「でも何で休みなんですか?」
「ここで問題、何で今日は休みなのでしょう?」
ドノバンは「当てたら殺す」と書いてあるあカンペを持っていた。
「えーーと、警部の気まぐれですか?(本当はやる事がないだと思うんですが)」
セシラルの心の声はドノバン以外の全員にもれていた。
「ハイ外れ、答えはお前らが真面目に働き過ぎて仕事が早く進み過ぎてやる事がないからでした〜」
「ハイハイワロスワロス、じゃあ帰る」
「また明日」
「おい切り替えはえーよ、まあいいや俺も帰る」
誰もいなくなった会議室にレイモンドが一人残った。
「あれ?僕完全に→「空気」になって無い?」

行政区噴水前
「あそこにいるのはハロルドさんともう一人は奥さんでしょうか?元気がなさそうですね」
「何か困ってるのかもしれない、少し聞いてみよう」
二人はハロルドに近づいた。
「何かお困りですか?」
「貴方は昨日の」
「この方は?」
妻らしき女性がハロルドに質問した。
「この方達は昨日財布を拾ってわざわざ届けてくれたんだよ」
「まあそうなの、昨日はどうもありがとうございます」
女性は二人にお礼をした。
「フェンオール・シードです。長いのでフェイで構いません」
「セシラル・ワイスマンです」
二人は自己紹介をした。
「ハロルドの妻ソフィアです」
ソフィアはそっと挨拶をした。
「ところでさっき見かけた時何かお困りの様子でしたが何かあったのですか?」
「実は息子が迷子になってしまって、わたちたちも必死に探しましたが見つからず、特務支援課の方に協力していただこうかと思ったのですが連絡も取れず途方に暮れていた所なんです」
「フェイさん」
「分かってる」
二人は目を合わせた。
「なら俺たちが探すのを手伝います」
「そんな、支援課なら依頼として頼めますけどお二人は別の課ですし、報酬の準備も出来ていないし、それにせっかくの休憩時間をつぶすようなまねは……」
「実は言うと私たちの仕事は終わってヒマでしたから、それに報酬なんていりませんよ、私たちは毎月税金という報酬を貰っていますから」
「……一本取られましたね、分かりましたお願いしましょう」
「俺はクロスベルの東側を、お前は西側を探せ」
「分かりました」
「あとハロルドさん、もしそちらで見つかったら連絡下さい」
「分かりました」