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翌日。

母親は死んだ。

朝のニュースで、母親が亡くなったと無機質な声で告げていた。

本来なら今日がお通夜だったのが、寺の事情で次の日となった。

白菜１時限目の歴史で、外を見ていた。


白（・・・お通夜、お父さんも来るかな・・・？）


小「（白菜ちゃん、白菜ちゃん！）」


後ろの席の小雪が、シャーペンで白菜の背中を突つく。
白菜が「？」という表情になると、小雪はシャーペンで前の方を指した。


先「雪花、答えてみろ」

教師がこちらを見て、言い放つ。


白「ひ、ひゃい！？あ、え、えっと・・・・お、お、大隈重信ですっ！！」


先「・・・・・江戸時代の始まりに大隈重信は出るか？」


一斉に教室中の生徒が笑った。
白菜の顔は赤くならなかったが、恥をかいたという表情で席に座った。

彼女の視界には、白菜とは違い廊下側の席の吹雪がこちらを見て、クスッと笑っていた。

白菜は彼を思いっきり睨み、窓を見た。

外は、二度目の雪が降っている。


＊

今日社会科見学で国会に行ったので、大隈さんにしました！