二次創作小説(映像)※倉庫ログ

No,1 白銀に輝く雪原と紅く染まる悪夢 ( No.26 )
日時: 2011/11/17 21:11
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)

校門から出て、白菜はバスに乗った。

普通は歩きで帰るのだが、今日はどうも歩いて帰りたく無かった。
彼女はムスッとした顔で開いていた席に座る。


殆ど乗客が居ない。


居るのは、白菜と、彼女の目の前に居た1人の男の子と、その母親らしき人物。
男の子はアイスクリームを頬張り、母親は口に付いたアイスクリームを拭き取っていた。

白菜はそんな光景を見ていると、彼女の心の奥底のどす黒い気持ちが無くなっていた。


男の子には感謝しなくちゃなーと思うと、バスが止まる。
白菜はバスの出口から急ぎ足で出て、家へと向かう。


バス停から家までは結構近い。

白菜は家の前まで来た。

すると、雪花家の愛犬がバウウウウ、と唸っている。


白「どうしたの?アウレオルス」


アウレオルス、と呼ばれた愛犬は白菜が居る事に気付くと、白菜の近くに寄った。


白「何があったの?」


白菜が問うと、アウレオルスは言葉が解ったのか、縁側のような所に乗っかり、そこの硝子戸に吠えかかる。

白「どうしたのアウレオルス。そんなに吠えて。ゴキブリでも出て来・・・・」


白菜は、硝子戸で家の中を見ると、ピキリ、と背筋が凍った。

可愛らしい唇が僅かに震え、そして。




白「いやぁあぁあぁあぁあぁあああああああああああああああああッッ!!!」






結局愛犬の名前がアウレオルスに・・・ホントは闇月にしようとしたのに←