二次創作小説(映像)※倉庫ログ

No,1 白銀に輝く雪原と紅く染まる悪夢 ( No.39 )
日時: 2011/11/18 19:57
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)

硝子戸の向こう、つまり庭の方には、

小「し、白菜ちゃん!?」

学生鞄を持った少女だった。

水色のショートヘアに、蜂蜜色の瞳の少女ーーー白菜のクラスメート、雪原小雪は、手が血まみれになった白菜と、血まみれで倒れている白菜の母親を見て、目を見開いていた。

白「ど、どうしよう・・・小雪ちゃん・・・ひっく、お、お母さんが・・・ひっく、」

それは小雪が来てくれた安堵なのか、あるいは小雪を巻き込んでしまった後悔なのか、白菜は泣いていた。


小「きゅ、救急車を!救急車を呼びましょう!」

小雪は部屋に入り、近くの棚にあった子機を手にとり早いスピードで『1、1、9』とボタンを打つ。


小「すみません、人が血まみれで倒れてるんです!救急車をお願いします!」




ウーウー、と喧しいサイレンが赤い光と共に吠え出す。

直ぐに救急車が来て、白菜の母親を乗せて行く。

白菜は、乗車を断られて、立ちすくんだまま小雪に言う。


白「こ、小雪ちゃん・・・もし、お母さんが死んじゃったら・・・」

小「だ、大丈夫ですよ。きっと直ぐに元気になります」


小雪の言葉を聞くと、白菜は地べたにペタン、と座り込んだまま救急車が向かった方へ目を向けていた。




うわぁあぁあぁあぁあ・・・小雪ちゃんキャラ崩壊してない!?心配だ・・・