二次創作小説(映像)※倉庫ログ

No,1 白銀に輝く雪原と紅く染まる悪夢 ( No.9 )
日時: 2011/11/16 20:18
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)

誰も居ない教室で、少女ーーーー雪花白菜は壁にもたれながら、外を見ていた。

今日は、初雪の日だ。

空は灰色で、そこから綿飴のような雪が降っている。
そのせいだろうか。今日は異常に帰る生徒が多い。

そんな中でも、サッカー部の人間はサッカーをしていた。
マネージャーは見当たらないが、何処かに居るのだろう。


ピンポンパンポーン、と夕焼けチャイムが鳴った。


すると、雪が先程より急激に降る量が増えた。
そのせいか、サッカー部の連中はサッカーを終わせ、校内に入って来る。


白「さて・・・私も帰ろうかな」


白菜は近くに有った自分の席から鞄を持ち、教室の出口まで歩いて行く。
廊下は教室より寒く、廊下の窓が開けっ放しなのか、雪が入り込んでいた。

まったく先生は何やってるんだ、と白菜は溜め息を付き、廊下の窓を閉める。

すると、


?「あれ?まだ居たんだ」


とある少年の声に、白菜は僅かに眉をひそめる。
この声は、自分が苦手な少年の声だ。

白菜は嫌々声のした方へと振り返る。


白「吹雪君・・・か」

吹「サッカー部の皆以外は帰ったと思ったけど、白菜ちゃんはまだ居たんだ」


別に、この2人は幼馴染みでは無い。

入学した時に、たまたま席が近かっただけだ。
とにかく、仲良くは無い。正確に言えば、白菜が嫌っているだけで、目の前の少年はただ普通に接しているだけだ。
彼の様な男の子の癖に女々しい奴が苦手な白菜は、思いっきり嫌そうな顔をする。


白「悪いかな?私は家に帰っても詰まらないから、窓の外を見てただけだよ」

吹「つまり人間観察っていう訳だね」

クスリ、と吹雪は笑う。
白菜にとっては、それが嫌みにしか聴こえなかった。

白「私、別に人間観察なんていう悪趣味な事しないよ?むしろそんな事を言う君が悪趣味だと思うよ」

吹「・・・人間観察をしてる全ての人に謝った方がいいよ。今の言葉」

白「君が変わりに謝ってくれたら良いけどね」


白菜は深海色の瞳に剣呑な光を宿らせ、吹雪の居る場所を横切った。
薄い水色の髪の少女をしばらく見て、彼は口を開け、言葉を漏らした。


吹「ーーーーボクはよっぽど、白菜ちゃんに嫌われているんだね。まぁ良いけど」




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白菜・・・謝れ全国の吹雪ファンに