二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン×REBORN!  神の復活  ( No.19 )
日時: 2011/12/13 15:52
名前: しろお (ID: .1oO/8Qg)

ペナル茶ww胡瓜のキューちゃんしろくろろさんの家はとても愉快なんですね。なんだかあったかそうだなあ。
へえ、泡なんですか。豆知識だ。もうなんか……しろくろろさんの感想が本当に嬉しいです。






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「あっ、イーピンいた! どうしたのさ急に」
「い、イーピン、恥ずかしくなる、爆発……危険」
「うーん……。恥ずかしさが爆発しちゃう、ってことかな……」
 アフロディの予想は外れている。イーピンは恥ずかしくなると自爆するのだ。
「つ、つぎの出前、早く行く!」
「あ……そうだね。ラーメン冷めちゃうからね」
 






 その後何件か回った後、その日の出前の仕事は終わった。
 まだ子供だから、という理由で、アフロディとイーピンは八時にはその日の仕事を終え、ツナの家に戻った。
 
「可以得到!」
「す、すみません。お邪魔します……」
「あら、イーピンちゃんに照美ちゃん、お帰りなさい! 照美ちゃん、いいのよ、ここを家だと思ってくれても。そんな遠慮しないで、ね?」
 ツナのお母さんは、にこにこと晴れやかな笑顔で言う。
「は、はい……」
「もうご飯できてるからね?」
「あ、ありがとうございます……」
「私が着れなくなった服がちょうどたくさん出てきちゃったのよー。ちょっと派手だけど、照美ちゃんなら似合うと思うの。空き部屋に置いといたから、着替えてくるといいわ。あっ! どうせだから、明日は一緒に新しい服でも買いショッピングに行きましょうよ! ねっ? ああー、夢だったのよこうやって自分の娘と一緒に買い物するのー!」
「ああ、は、はは……」
(ど、ど、ど、どうしよう……! 僕、男なんだけど、なんかどんどん言いにくい状況に……!)
「ママン。アフロディの服は俺がもう揃えておいたぞ」
 お箸を握ったまま、ご飯粒を口の横につけたリボーンがちょこちょこと玄関まで来た。
「あらそうなの? 残念だわあ……」
 がっくりと肩を落とすツナママを見て、アフロディはなんだか申し訳ない気持ちになる。
 そして暗い気持ちになる。自分の母親の姿を、ふいに思い出したようだ。
(母さん、元気にしてるかな……)
「あ、あの。僕、一緒に買い物、行きます」
 アフロディはもじもじとしながら言った。それを聞いて、ツナママは、ぱぁっと顔を明るくしてまた笑顔になった。
「うふふ、嬉しいわ。るんるるんるるーん」
 陽気に鼻歌を謡いながら、ツナママは台所へ戻って行った。
「ごめんリボーン……せっかく助けてもらったのに、勝手なこと言っちゃって……。でも、ツナのお母さんが悲しんでいるから、僕は……」
「全然謝る必要はないんだぞ。いいかアフロディ。物事を何かやる上で、やり方は三つしかねえんだ。正しいやり方、間違ったやり方、そして自分のやり方だ」 
 リボーンはそう言った後、拳銃を胸の前に当てて、「殺り方には色々あるがな」とつけたして、にっと笑った。
「リボーン……」
「ま、さっさと着替えて飯食え」
   



 翌日、アフロディとツナママは二人でショッピングを楽しんだ。ツナママが気にいって、アフロディのために白のワンピースドレスを買った。
 そしてツナママと一緒にケーキを作って食べたり、イーピンと一緒に出前配達の仕事にでかけたり、そんな何気なくても幸福で平和な日々を、アフロディは送った。
 しばらく獄寺と山本とは会わなかった。争奪戦とやらが、いよいよ近いらしい。