二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン×REBORN!  神の復活  ( No.25 )
日時: 2011/12/22 22:27
名前: しろお (ID: PrIJf00M)

くろろ、また感想くれてありがとう! ございます。 
やっぱり千石さんは、運と何かしらスポーツのボールを手塚ゾーンしてるんじゃないでしょうか。
 名付けて、千石ゾーン。
 今ちょっとうまいこと言ったwはい、すみませんでした
 テニプリにはちょくちょく出てもらう感じになりますね。ちゃんとしたコラボ話、みたいのがないので、話がだらだらしちゃうかも……って想像するだけでも怖いです。
 頑張っておもしろいのが書ければ……


 
 


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「っていうことが今日、あったんだよ」
 食卓を囲んで、アフロディと沢田家の住人達が楽しくディナーを食べている。
「なるほどな。そいつはなかなかおもしろい話だ」
 リボーンの気が立っていることに、アフロディは気付いた。争奪戦がいよいよ近いのだろう。
「がはははーだもんねー!」
 食事中、突如玄関の方から子供の陽気な声がした。
 牛の様な斑点模様が入ったパジャマを着ている小さな子供が、泥だらけの格好で家の中に入ってきた。アフロ頭には両端から角のようなものがついており、髪の毛のアフロがもじゃもじゃしている。
「ただいまだもんね!」
「けえったぞー!」
 続いて、工事現場で働く人のようなだらっとした服装のおっさんがずかずかとあがりこんできた。
「な、何?」
 アフロディは驚いて、思わずごはん粒を吹き出す。
「おお!? 誰だこのぴちぴちの女の子は!? ツナのコレか!?」
 いやらしい表情で、おっさんが小指を立てる。
「げっ……。ああアフロディ、この人達は気にしないで。なんていうか、その変な人が俺の父親で、そのブロッコリーみたいな頭したのがランボっていうんだ」
「誰ー? このおねーさん」
「亜風炉照美です、えっと、最近ここでお世話になってる者です。よろしくお願いします」
「この二人は食っては寝て遊んで、食っては寝て遊んでの繰り返しの生活だからな。アフロディと今まで会わなかったのは、時間がうまい具合にすれ違ってたからだろうな」
 リボーンはサラダにフォークをさしてむしゃむしゃ食べながら言う。
「いや同じ家住んでて会わないって変だろ!」
 ツナが間髪入れずにツッコミを入れた。
「細かいこたぁいいじゃねえか! おっ。うまそうだなー! おいランボ、俺たちも食うぞ!」
「賛成だもんね!」
 ツナパパとランボは泥のついた服を着たままご飯を食べ始めた。
「ランボさんね、ランボさんね、いい事思いついた!」
 ランボが、隣で黙々と行儀良く食べているイーピンに言った。口に入れていた白米の粒がイーピンのおでこによく飛ぶこと。イーピンは募る怒りを押さえてはいるが、わなわなと肩が震えている。
「マカロニをね、マカロニをね、こうやって、二つのマカロニの穴におはしをうまく入れるとね、はさまなくても食べられるんだもんね! がははははー! ランボさんってば天才!」
 ランボが笑うたびにご飯粒が飛び、イーピンの顔にはご飯粒が大量についていた。
 とうとう怒ったイーピンは、ランボの頬に思い切りビンタした。イーピンは力持ちなため、ランボは勢いよく吹っ飛び、壁にぶつかったりした反動で、部屋の中をスーパーボールのようにぐるぐると跳ね回った。
「ぐぴゃあぁぁぁ!」と奇妙な叫び声をあげながら。
「今のは100%、アホ牛が悪いぞ」
 リボーンは落ち着いたもので、ランボがリボーンの方向に跳ねてきたときは、無表情のまま平手打ちで跳ね返した。
「ぐぴゃ!!」
「ランボは元気いっぱいだなー!」
「そうねー」
「父さん母さん、のんびりしすぎだろ……」
 ようやくランボの動きが止まった。
「大丈夫?」
 アフロディがランボを心配して抱き上げる。ランボは中身こそアホ牛だが、外見はかわいらしい男の子だ。
「が・ま・ん………!」
「よしよし。いい子だね」
 アフロディはランボの頭を優しくなでる。
「ああ……、これから夕食の時、毎回こんなはちゃめちゃだと思うと……」
 ツナは両手で頭を押さえる。
「んじゃ、改めて自己紹介すっか! 俺は沢田家光。で、こっちが家内の奈々」
 このツナパパが家光、ツナママが奈々だということだろう。
「ツナをよろしくな、照美ちゃん!」
「は、はい……」
 ランボを抱えながらも、アフロディは今日の出来事ばかりを考えていた。
 おそろしくテニスがうまい三人。ひったくり。そしてアフロディの蹴ったボールは狙ったところには行かず、伊達男の顔面にクリーンヒットしたこと。
 アフロディは深刻な顔つきになり、考え込む。
(僕が気を抜いていたから、ひったくりにツナのお母さんのバッグが奪われたんだ……。それに蹴ったボールは、全然狙ったところにいかなかった。……神のアクアがあれば……。やっぱり、神のアクアがないと僕は弱いままなのか。弱くて、ツナのお母さん一人守れやしない……) 
 悩むアフロディの姿をリボーンが見ている。
「アフロディ、明日からお前の家庭教師が来るぞ」
「えっ。家庭教師?」
「リボーン、アフロディの家庭教師って、イーピンじゃなかったの?」
「だからお前はいつまでもダメツナなんだ。内藤ロンシャンを覚えてるか?」
「ああ、ってあいつが!? いやいやもっといい人いるでしょ! なんでロンシャンなんだよ!?」
「あいつはボンゴレにも詳しいし、ここらへんの地理情報もよく分かってる。イーピンは照れ屋だから。かてきょーはまだ無理だ。俺やツナの代わりになれるのは、あいつしかいねえ」
「あんな訳のわからないやつに何ができるっていうんだよ! 本当に大丈夫なのか!?」
「うるせえ」
「げふっ」
「内藤ロンシャンって、誰? オリキャラなの?」
「いや、REBORN!の漫画にだけ出てくるキャラで、トマゾファミリーのボスだよ。俺と同い年なんだ」
「何ゴタゴタいってんだ二人とも。とにかくアフロディ、明日の朝、そいつがここに来るから色々準備しとけよ」
「う、うん。わかった」