二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン×REBORN!  神の復活  ( No.30 )
日時: 2011/12/26 21:42
名前: しろお (ID: tBS4CIHc)

クリスマスが終わってしまいました…
くろろ、返信ありがとう! 
更新スピードはやいのかな? 更新できてない作品がほかに何個かあってさ……。とにかく、ここだけでもなんとか早めに終わらせたいなーと思ってるんだよね。



千石さんは本当においしいキャラです。申し分ないギャグ要員です。今回の話はだいぶギャグ中心……です。でもおもしろくないかもです……。






             act.5   かてきょーチャラおとこ内藤RONSHAN! 


 





 翌日。アフロディの家に、訪問者が現れた。
 アフロディが玄関のドアを開けると、そこには赤毛ツンツン頭の男が立っていた。アフロディと同じくらいの背丈だろうか。
「ちゃーっす! ピースピース! 内藤ロンシャンどぇーっす! こんちこんちー!」
 眠たかったので、アフロディはばたんと扉を閉めて、二階にあがり、毛布を被って寝た。




お昼頃、アフロディは起きた。
「あら照美。おはよう」
「おはようございます、ビアンキさん」
 この背の高いイタリア美人は、獄寺の姉のビアンキである。リボーンの愛人ということでツナの家に居候している人物の一人。ポイズンクッキングという、食材を使った暗殺術を使う殺し屋。アフロディとはいつのまにか、知り合いの仲になっていたようだ。同じ家に住んでいるのだから、面識があっても何も不思議ではない。
 ビアンキの作ったらしき朝ご飯が置いてある席の前にアフロディは座り、もくもくと湯気があがる朝食に箸をのばす。そしてぴたっととめる。湯気というか、黒い煙が立ちこめている。
「ビアンキさん、これ、何?」
「カムチャッカ産のソビザールキノコとボンジリハエのポイズン炒めだけど?」
「か、カムチャッカ?」
「そう。カムチャッカ産のソビザールキノコとボンジリハエのポイズン炒め」
「いや、暗黒物質ですよね?」
 そう言ってバスケットに入ったバナナを一本とり、ビアンキから逃げるようにして、家を出るアフロディ。ビアンキはポイズンクッキングしか作れないわりに、料理に口を出されると手が付けられなくなるほど怒るらしい。暗殺術を使われる前にすばやく逃げたところを見ると、アフロディとビアンキはもうすでに旧知の仲のようだ。
 アフロディは外に飛び出す。家の前には、今朝内藤ロンシャンと名乗っていた変な男が立っていた。
 ああ、そういえばとアフロディは昨日のリボーンの話を思い出し、玄関のドアを開ける。
「どもーっ! 内藤ロンシャンどえーっす!」
「ど、どうも。亜風炉照美と言います……さっきはすみませんでした」
「ええってことなの! なんかよくわかんないけどー。俺、今日から照美ちゃんの家庭教師ってことらしいんだよね! イェーイ! よろよろってことでいっちょ仲良くね!」
「は、はあ……」
 やけにテンションが高いロンシャンに、アフロディは対応に困る。
「家庭教師するって、具体的に何をするんですか?」
「リボ山先生が言うにはね、照美ちゃんにこの町の案内をしろってことらしき事態みたいな! んじゃプロフィールからいっちゃおうかな! 俺はトマゾファミリー八代目候補の内藤ロンシャン! 沢田ちゃんと同じ中学二年生で、合い言葉はラブ&ピースね! ピースピース!」
「あ、僕は……」
「知ってるよん! 亜風炉照美、世宇子中学校二年生。韓国人と日本人のハーフ。サッカー部に所属していてポジションはMF。神のアクアというドーピングを使った経歴がある、でしょ?」
「な、なんで知って……」
「だって俺トマゾファミリーのボスだもん! 今の世の中、情報は大事よ! あ、トマゾファミリーについて一応説明しておくね! イタリアの古豪マフィアで、ボンゴレファミリーとはマフィア創成期に2代目同士が殺しあった間柄でさ。対立関係にあるわけ。ボスの名前として代々『ロンシャン』が受け継がれてんの。世界各国にアジトがあってさ。すごくない? ボンゴレファミリーってのは、リボ山先生とか沢田ちゃんのとこね! 伝統・格式・規模・勢力全部において別格といわれるイタリアの最大手マフィアグループなのよ! キャバッローネファミリーとか個々でも強大な組織を同盟とし、ネロファミリーやベッチオファミリーなど10000近い組織を傘下に置いてるわけ。あ、でも怖い集団じゃないよ!? 前身は市民を守る自警団だったから、ファミリーや地域住民を大切にする意識が強いんだよね!」
「ふ、ふうん……」
 相づちをうつアフロディだが、説明の半分も頭に入ってこなかった。
「んじゃ、出発しましょー! レッツらゴー! ピースピース!」
「……。(やっぱり今日はずっと寝てればよかった……」
「ロンシャンって呼んでな!  こう見えても俺は昔、スナイパーというあだ名で呼ばれてたらいいのになー」
「何!? 願望!?」
(はっ! 思わずつっこんじゃったよ……なんだこいつ)