二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン×REBORN! 神の復活 ( No.34 )
- 日時: 2011/12/31 11:32
- 名前: しろお (ID: 5Yz4IUWQ)
結婚して、孤児を養子に取ることに決めたトッティと彼女は、
カンボジアに行って生後数カ月の赤ちゃんを引き取ることにした。
イタリアに戻って、すぐナポリの東洋語学学校に出向いたトッティと彼女は、
学院長に会い、クメール語(注:カンボジアの言葉)のコースに加入したいと申し出る。
学院長「しかし、どうしてクメール語を習いたいのですか?」
トッティ「いや、カンボジア人の赤ちゃんを引き取ったんスよ。で、やがて喋り始めるだろうから、 やっぱり何を言ってるのかわかってやりたいな、と思って…」
アフロディ「いやトッティ馬鹿でしょ! 赤ちゃんの時点でカンボジア語覚えてる訳ないでしょ! 普通に育ててりゃイタリア語使うに決まってるでしょ!」
「まあまあ。トッティはたしかにちょっと天然なところあるけど、トッティのかっこいい話はこれからさ」
トッティ「オレって天才だよ。たった3カ月で完成させたもんね。
普通にやれば、3年はかかるヤツなんだぜ」と友達に自慢したトッティ。友人がジグソーパズルの箱をみると「3years(3歳児用)」。
イタリアで話題の「アナタの悩みの50%が解消できる本」を購入したトッティ。
胸を張って友人にこう言った。
「悩みを100%解消したいと思ったから、迷わずに2冊買ったよ」
トッティの彼女が「アナタの頭の悪さをバカにした話がはやってる。
本でも読んで教養を身につけましょう。手始めにシェークスピアは?読んだことあるでしょ?」
「もちろん読んだことあるさ。ただ、作者名がちょっと思い出せないんだよな」
国際電話をかけようとしたトッティ。かけ方をオペレーターに聞いた。
「それではまず、10番を押してください」
「あのー、悪いんだけどオレの電話、9番までしかないんだけど……どうしたらいい?」
彼女が猫を抱いてトッティ宅に。
「ねぇ、この子猫ちゃん、オスだと思う?それともメスだと思う?」
「バカだな、ヒゲが生えてるからオスに決まってんだろ」
トッティが朝練に参上。しかし、その姿を見たチームメートは笑い始める。
「なんだよ。何がおかしいんだよ。キャプテンに対する敬意のかけらもねぇのか、おめぇら」
笑いが止まらないマルコ・デルヴェッキオが、事情を説明しようとする。
「フランチェスコ、ごめん。でもさぁ、気がついてないんだろうけど、あんた、片っぽがアディダスで、
片っぽがナイキのシューズ履いてるんだよ。家帰って、履き替えてきたら?」
「マルコ、おめぇは本当にアホだな。家にも、片っぽがアディダスで、片っぽがナイキのシューズがあるんだ。
だから、履き替えに帰ってもしょうがねぇだろう!?」
アフロディ「つっこみどころ多すぎて一人じゃ捌けないでしょうが! いやいやいやたしかにトッティは天然イケメン王子で有名だよ!? でもなんかもっとこう……さっきまでのやつみたいないい話はないの!?」
「だーっわーったわった! 今から! 今から話すから!」
東日本大震災時のトッティのコメント。
「今日、おそらくは最も大きな地震が日本を襲った。地震と、家や車、船を襲う津波の映像を見て、心から悲しんでいる。 この悲劇的な事態の被災者たちすべてのそばにいたいと感じている」
「……え? あ、うん、たしかに、日本に住む僕としてはすごい嬉しい言葉なんだけど、けっこう凡庸的な言葉じゃないかな」
「ちっちっち……。ここまで照美ちゃんは、俺の話でトッティがどれほど天然なスターかわかったよね? そんなおとぼけちゃんが、こんなに立派な文章を書いたんだ。彼はこの文を書くために、いったいどれほど苦労したんだろう? きっとかなり大変だったと思うよ。考えて考えて考え抜いて、彼が苦手であろう文章をここまで書いたんだ。彼がどれほど日本の人のことを思ってくれていたのか、そう言われなきゃわからないでしょ?」
「そっか……トッティ……。やっぱり、やっぱり彼はスーパースターだね! 僕が思っていた通りの最高にかっこいい人だった!」
「じゃあ、彼の経歴について話そうかな。ファランチェスコ・トッティ。クラブ、ローマFCに入団。2006年にイタリアを世界一の座に導いた天才ストライカー。サッカーの王様ペレには、『今もっとも最強に近い選手の一人』と評された。当時のローマの監督には、『トッティにボールを預けることは銀行にお金を預けるのと同じくらい安全』とまで言われた……。どうだいどうだい? ちょっと、サッカーやる気でてきたっしょ!?」
「うん、出てきたよ! よっし、ロンシャン、サッカーの練習つきあってよ!」
「へっへー! これでも俺、イタリアではトッティ二世って呼ばれてたらいいのになー」
「ってそれじゃただの願望でしょ!」
「じゃ、蹴るよーそれっ!」
ロンシャンの蹴ったボールはアフロディの頭を大きく越え、明後日の方へ飛んでいった。
「あーあー。どこ蹴ってるのさ。それにしてもすごいキック力だな……」
ボールは弧を描いて遙か彼方まで飛んでいく。河川敷が続くどこまでも先へ、もうアフロディが視認できない距離まで。
「わりわり! これがトマゾの本気ってやつ? なんちゃって、なはははー!」
悪びれる様子のないロンシャン。天然な友人を持つとき、普段つきあう分には退屈しないで済むが、こういう時になると無性に人の腹を立てるのがうまい、憎たらしい存在となることが多い。
「み、見えないところまで飛んでいったね……!」