二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン×REBORN!  神の復活  ( No.39 )
日時: 2012/01/02 22:12
名前: しろお (ID: VfixNk8N)

 事件のほとぼりが冷め、取り調べが終わったツナと山本の二人は沢田家に戻ってきた。
「ただいまー」
「お帰りなさい十代目ぇ! なんか事件に巻き込まれたって聞きましたけど、無事そうで安心しました!」
「うん、今日銀行行ったらさ、女の人と子供が人質にされちゃって。代わりに、俺と山本で人質になりますって強盗に要求したんだ。まさか聞いてくれるとは思わなかったけど」
「ばっ。山本てめえ! おめーまで人質になったら誰が十代目守るんだボケ!」
「わりぃわりぃ。でもかわいそうだったからさ、つい身代わりになっちまった」
 そういう優しいところが、山本の魅力であり、マフィアの世界においては欠点だ。優しさは、強さにも弱さにもなりえる。 
「ちっ。ったくよー。てめーはそういうところのツメが甘いってんだよ」
「なんか知らないけどいきなりバットが飛んできてな。そいつでなんとか助かったけど、ありゃいったいなんだったんだろな」
「ふん。しらねーな」
 獄寺はしらんぷりを通す。アフロディは笑いをこらえるのに必死だ。
「隠さなくてもわかってるって。おめーがやってくれたんだろ?」
「馬鹿言え。俺はなんもしてねーよ。アフロディがバットを蹴ったんだ」
「そうなのか? すげーな。ありがとうな、アフロディ!」
「どういたしまして。本当に困っている時に助けてやれるから、友達……だからね」
「ははっ。ああ、そうだな!」
「だが、今日は獄寺も頑張ったぞ」
「あっ。リボーンさん、言わないでって言ったじゃないすか!」
「なんでいわねーんだよ。助けてくれたんだろ?」
 山本にそう言われても、ぷいっと顔を合わせようとしない獄寺。
「山本に礼を言われるのが、恥ずかしいんだとよ」
「なっ! だから言わないでくださいってリボーンさん! もう! べ、別にお前を助けたかった訳じゃねえからな! 十代目のついでみてーなもんなんだからな! 勘違いすんじゃねーぞ!」
「わーってるよ。ありがとな。獄寺、アフロディ」
「ちっ近寄るんじゃねえ!」
 そんなこんなで、その日も暮れていくのであった。