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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン×REBORN! 十年後の世界で ( No.55 )
- 日時: 2012/01/08 21:44
- 名前: しろお (ID: .KGaIEvD)
やべっお忍びの方で書いちゃった
act.8 茶色のチョココロネ
「だから、僕は男なんだって! 触るな汚らわしい!」
「でも監督、いつもリボンつけてるじゃないですか。女の子がつけるやつみたいな」
「あっ、いやこれは友達がくれたもので……。ばっ、気安くリボンに触るな!」
ほどなくして、風丸一郎太と名乗るロン毛の男の人が来た。吹雪さんの使いで来たという。見覚えがある気がするも、記憶をかすめる人物とは、髪型に少し違和感があってどうもうまく思い出せない。ポニーテールみたいな奴だった気がするんだけどなあ。
向こうは僕のことを知っているようで、昔の卒業アルバムを見る目で懐古している様子だった。
どこか女性のよう雰囲気があり、顔が整っていることもあって中性的な印象がある。おそらく体つきから言って男性だろう。
タクシーに乗せられた。
「木枯らし荘まで」と運転手に言う風丸さん。
「木枯らし荘とはなんですか?」と僕は丁寧に訪ねたが、風丸さんの反応は無い。無口なのだろうか。無視するなんて、ずいぶん失礼な奴だな。
「お前、十年前から来たアフロディなんだってな?」
ようやく口を開いたかと思えば、いきなりとんでもないことを訊きだした。僕は驚いて口ごもりつつ、「は、はい」と答えた。
「頼みたいことがあるんだ」
僕に、頼みたいこと……?
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