二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン×REBORN! 十年後の世界で ( No.60 )
- 日時: 2012/01/09 17:00
- 名前: しろお (ID: OROHjpgn)
『何度も謝るようだが、アフロディ、お前の母親を守れなくてすまなかった。
俺のツメが甘かった。まさか、第三者のお前やお前のお袋さんまでミルフィオーレのボンゴレ狩りの対象になるとは思ってなかったんだ。本当にすまない……。
直接会って土下座したい気持ちでいっぱいだ。気が済むまで殴ってれ。
だが、今は会いに行ってもまた迷惑をかけるだけだ。
このメールすらミルフィオーネの監視下に無いとも限らない。
独自のアドレスを使ってるつっても、ミルフィオーレは油断ならない相手だからな。
頼まれたネタを持ってきたぜ。
例の、お前のお袋さんを手にかけた奴だが、やっと身元が割れた。
東京都の稲妻町にあるサッカーの強豪校雷門中。その関係者らしい。実体はわからなかった。
せめてもの償いだ。蒼燕に拳銃を持たせておいた。いざってときのための護身用にな。
蒼燕はお前の匂いを辿って勝手に着くからお前は何もしなくていい。
雷門を調べて犯人の正体がわかり次第、俺に連絡をくれればファミリーのもんを寄越して処置する』
この時代の山本は、すっかりマフィアの色に染まってるな。
山本のメールから察して、十年後の僕はミルフィオーレと因縁があるみたいだな。
二通目は短い内容だった。
『わりぃ、一つ言い忘れてた。
身元がバレたらやばいから、調査するときは女装するなりなんなりなるべく素性を隠してくれ。
ミルフィオーレの関係者が誰なのか分からないからなるべく目立つようなことはするなよ。
くれぐれも危険な真似はしないでほしい。お前もボンゴレの十代目ファミリーなんだからな』
この時代の僕は木戸川清修の監督をやりながら、ボンゴレの仕事もやっていたのか。
僕がマフィアのファミリーだなんて。不思議なものだ。常に移り行くこの浮き世、何が起こるかなんてわからない。
何回か山本に電話をかけたけど出なかった。この携帯電話の通話料金が心配になるほどかけた。僕が負担するんだから問題ないよね。細かく言うと十年後の僕だけど。
それだけやってもでないということは、十年後の山本も獄寺も忙しいということだろうか。もう二人とも社会人だからしょうがない。
とにかく今の状況説明を、山本の留守電にれておいた。
僕はアパートの中に入り、部屋に戻る。
「大丈夫か?」と風丸さん。松風とか言ったかな、さっき突然入ってきた少年はいなくいなっていて木野さんと風丸さんだけが部屋にいた。
「さっきの雷門の話だけど、気にしな」
「是非、雷門中に通わせてください」
「く……って、いいのか?」
「でも一つ、今度は僕からお願いがあるんです」