二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン×REBORN! 十年後の世界で ( No.63 )
- 日時: 2012/01/11 20:25
- 名前: しろお (ID: ixsLSGyl)
またやってしまった…
act.9 サッカー
二年の教室。朝のホームルーム。教室の中のにぎやかさが、廊下にまで届いている。
「はいはい今日は転校生がいます。みんな仲良くするようにー。沢田さん、はいっていいよ」
「えっと、私は沢田照美といいます。よろしくお願いします」
うっ、みんなの視線を感じる。
「じゃあ速水の隣だ」
「ええー、僕の隣ですかぁー?」
あのひょろいツインテールめがね男子の隣か。なんか、女々しい奴だな。
でもああいう奴がもしかしたらミルフィオーネなのかもしれないし、油断はできない。首にヘッドフォンをかけているけど、あれでマフィアと通信をとっている可能性だって無い訳じゃない。
いやそれは考えすぎだよ。考えすぎ。
「あれ、どうしました沢田さん。早く、あそこの席ですよ」
「あ、は、はい。すみません…」
とにかく隣の席に座る。
「よろしく」
僕は笑顔で話しかける。照れているのか、速水は眼鏡のフレームをかちゃかちゃとやたら動かす。
「あ、よ、よろしくお願いします」
「そんなに堅くならなくてもいいよ。私、まだ知り合いが誰もいなくてさ。友達になってくれない?」
「え!? でも普通は、女の子同士で友達になるもんじゃ……」
「あっ、そっか。そうだったね」
「別に堅苦しいことはいいじゃん。俺、浜野海士! よろしくな沢田ー!」
ボサボサ頭にゴーグルの少年。何故ゴーグル?
「よろしくね」
休み時間の後は、僕の回りに異常な人だかりができて質問攻めにあったり、自己紹介の応酬で大変だった。
僕の美貌のせいだろう、あっという間に噂が広まって学年問わず僕の姿を見に来る生徒が続出した。
ミルフィオーレがいるこの学校で、あまり目立ちたく無い。
あまりにも人が集まりすぎたので、ヘブンズタイムで屋上へ逃げた。