二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン×REBORN! 十年後の世界で ( No.74 )
- 日時: 2012/01/12 21:28
- 名前: しろお (ID: Z3U646dh)
「あれ? アフロディお前、女だったっけ?」
「違いますけど、今はそうなんです」
「まぁ細かいことはいいよな! つべこべ言わずサッカーやろうぜ! おーいみんな、新入部員だー!」
「ちょっ、やめてくださいって……!」
部員達が練習を止めて、一斉に視線をこちらに向ける。
「あららー? 沢田じゃん。あいつ女なのにサッカーやるのかよ」
浜野が言う。
「マネージャーだったら嬉しいですけど……」
と速水。
「えっ!? あれ照美さんじゃん! おーい照美さーん! マネージャーなのかなっ! うっわぁすっげー嬉しいー! やったぁー!!」
と天馬。
「………………」
剣城は沈黙を決め込んでいる。
「監督、マネージャーなんですよね?」と狩屋。
「何言ってるんだ? あふぼびぃは……ぶぼっ」
咄嗟に円堂の口をふさいだ。アフロディと言われた日には、正体がばれてしまうかもしれない。
「女なんかに、俺達と一緒にサッカーできる訳ないど」
天城という巨漢の三年生が言う。
「でも、霧野先輩だって頑張ってるじゃないですか」
と西園。
「俺は男だぞ」と霧野は訂正を入れるが、声も女子のように高い声で説得力は無い。
「監督、僕は反対です。大体、女子が男子と一緒にサッカーなんて……ははっ、円堂監督でも、冗談言うんですね」
ワカメみたいな髪を揺らして、神童拓人が言った。冗談、だと?
僕は男だけど、今の発言には少しカチンときた。今でこそ君は自信に溢れた顔をしているけど、君が実は泣き虫だってことは調査で知ってるんだよ。
サッカー、やってやろうじゃないか。
「女だからって舐めるなよ泣き虫」
「……えっ!? なんで知って……じゃなくて、え!?」
「おっ、アフ……じゃなかった沢田、やる気でたのか!」
なんだなんだ、と雷門部員達がどよめき出す。
「君、神童拓人くんだよね?」
「ああ、そうだけど」
「神のタクトなんて呼ばれてるそうだね」
「それがどうかしたのか?」
「困るんだよね……。悪いけど、」
そこでキッと神童を睨む。
「神は一人でいい」