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【クリスマス編　＃９】


ゆうな「何あれ？・・・ソリ？？」

ソリは、ケンカでもしているんじゃないか？ってくらい、揺れている


———その頃、ソリの中では・・・


櫻井「なんで、亀いるの！？」

田口「プレゼント用意係じゃぁ・・・」

亀梨「いやぁ〜・・・」

櫻井「っていうか、国分先輩は！？」

辺りを見回すが、国分の姿はない

田口「亀、もしかして、先輩を・・・」

亀梨「てへっ」

櫻井「いや、てへっじゃねぇよ！てへっじゃすまねぇよ！」

二宮「・・・・・・」『たたったったたったった♪』

櫻井「ニノもニノで、こんな時にマ○オブラザーズやってんじゃねぇよ！！」



ゆうな「・・・・・・」

ゆうなは、とても冷たい目で見ている

そして・・・

『がちゃ！』

窓を思いっきり閉める



田口「！！先輩！」

櫻井「なんだ！？」

亀梨を叱り、二宮からゲームを取り上げた櫻井が振り向く

田口「ゆうなちゃんが、俺らを変質者を見るような目で見ています！」

櫻井・亀梨・二宮「えっ・・・！？」

田口「しかも、窓閉めました」

櫻井・亀梨・二宮「・・・・・」

三人は、ソリの隅でイジイジする

田口「ゆうなちゃん」

窓に近寄り、いう




ゆうな（まともな人かな・・・）

窓を開ける・・・

田口「入口、出口、田・・・」

『ガチャ！！！』

また、思いっきり閉められてしまう




国分「皆して、なにやってんだ！！！」

ピンチだと聞いて駆け付けた国分に、叱られる

四人「・・・・・」

国分「ゆうなちゃん、変な人たちでごめんね」

四人（変な人って・・・赤い服着たおじさんも十分変な人でしょ）

ゆうな「誰？」

国分「ん？僕たちは、プレゼントを届けに来たサンタさんだよ！！」

四人（知らないおじさんが「サンタ」って自分で名乗るのも、どうよ・・）

ゆうな「サンタさん！？パパとママは？」

国分「パパとママは、無理なんだ・・・けど、僕たちから別のプレゼントがあるんだ」

ゆうな「・・・無理なの？」

涙目になるゆうな

四人（あーあ！！泣かせちゃった！）

国分「別のプレゼントをもらう為に、サンタさんと一緒に来てくれないかな？」

手を差し出す国分

ゆうな「・・・行く」

その手を小さく冷たい手が、握る

国分「それじゃあ、行こう！」

ゆうな「うん！」

国分の横に座って笑顔を浮かべる、ゆうな
その後ろには、四人のサンタ

ソリは、走り始めた

あの小屋へと・・・