二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【GUMI】ようこそっっ!スイートフロートアパート【裏マン】 ( No.14 )
日時: 2011/12/30 20:22
名前: 騎演男 ◆13u2kgcys2 (ID: ffVqqris)

六階 浮気野郎に釘バットを当てたらすべてを吐き出した

「付き合ってないって、どーいうこと!あんたたち、アパートの有名カップルよ?」
 彼らがカップルだということは、半年前、竹原がこのアパートにやってきてから一気に広まったことであり、竹原も内山もそれを認めていた。なんでも、竹原と内山は遠距離恋愛をしていたらしい。
 なのに、今さら付き合ってないとはどういうことなのか。まさか、浮気して、彼女の名前も忘れてしまったか。
「どういうこともなにも……。付き合ってるってことのほうが、意味わかんないッス。」
 声をあらあげる茱萸に、内山は、困ったように頭をかいた。
「誰と、俺が付き合ってるって?」
「た、竹原さん。」
 茱萸が恐る恐るいうと、
 ぶっ。吹き出して、けらけらと笑い始める内山。
「忘れてた!そういえば、付き合ってたなー!キノコのせいですかね!忘れてたッス!」
「……」
 あきれた。何も言えないまま、固まっている茱萸をつついて、酔っぱらったように内山は笑い続ける。
「ははははは!頭に生えてるキノコ食べたら、記憶が狂ったッス!」
「キノコで記憶が狂うって何——。」
 そんなキノコ食うな。種は誰からもらったんだ。
 ま、まあ、ともかく、と茱萸は本題に移る。
「じゃ、浮気は?」
「……してませんよ」
 微妙な間。気になった茱萸は、玄関の靴箱に目をやった。すると、お目当てのものが見つかる。
「じゃあ、何、この……靴。」
 靴箱の中に入っていた黒い靴を指さす茱萸に、内山は、
「えっ……それはっ……」
「……。」
 靴箱の中の別の靴と、その黒い靴のサイズを比べる。
 黒い靴のほうが、小さい……。
これは浮気相手の靴として見て、問題ない。
「やっぱり、浮気してる。」
「違う!誤解ッス!」
 あわてて、首を振る内山。
「じゃあ、なんだっていうのよ!」
 責めたてる。最低浮気野郎ならば、成敗しなければなるまい。
 しかし、彼は、まったく違うジャンルの言葉を口にした。
「印野さんだけに言うッス。俺……。」
「何!」

「大人に脅されて、危ないキノコ栽培してるんです……。」