二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【GUMI】ようこそっっ!スイートフロートアパート【裏マン】 ( No.5 )
- 日時: 2011/12/26 13:10
- 名前: 騎演男 ◆f0u6qI/9fI (ID: c7et0oKr)
二階 自分の住んでるアパートの大家がワイルドにゴミでラッピングしてくれた
何が起きたのかと思った。あたしは、落ち着いて体のゴミを手ではらった。床に落ちる、200ml牛乳パック。かなりにおうゴミじゃないの……。
とんでもない、追加攻撃。しかも——。
このゴミ箱を投げつけて、ゴミまみれにしてくださった張本人は、優雅に、何事もなかったかのようにオレンジジュースを飲んでい……る……。くそう!
「印野さん!印野茱萸さん!」
一生懸命叫んだ。なのに!
ふいっ、とこちらを向いて、何も見なかったことにされる。
シカトかよ……。
「印野さん!」
私に飲んでいたオレンジジュースを取り上げられて、不機嫌な顔になる印野さん。
「何するんですか。」
「そのセリフは、こっちのほうですよ!」
「……むぅん。」
「ゴミ投げられた側の気持ちも、考えてみてください!アパートの住民として、悲しいですよ!」
「アパート経営側のドラマティックな悲しい気持ちになってみてよ!いろいろ、大変なんだよ!」
アパート経営側の気持ちって、いったいどんな。
「……で?なんか用?」
手ぶらではアパートの経営者印野さんを手なずけることはできないと思って、持ってきたドーナツボックスを手元で閃かせる。飛びつく印野さん。
単純だ。
「おいしいよ!おいしいよ!」
早いね、食べるの。驚きだよ。……嘘です、慣れました。
「で?用件って、なあに?」
一気に高い声になったな、おい。
「あの、それはですね。内山くんについてなんですが……。」
「え?ああ、あなたの彼氏、だっけ。」
リア充を目の前にしてにこやかに笑えるだなんて、相当非リア充でいることに慣れたな、この人。
「そうです。最近、実はですね……。」
ぼそぼそ、と耳打ちする。
驚いた顔になるのは、当然だろうと思っていた。しかし、印野さんは違うリアクションをした。
「ざまあ!」
おもっきり、毒を吐きそうな顔で。