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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【GUMI】ようこそっっ!スイートフロートアパート【裏マン】 ( No.7 )
- 日時: 2011/12/28 18:10
- 名前: 騎演男 ◆f0u6qI/9fI (ID: c7et0oKr)
三階 私、犬に食べられるかも。
「ざ、ざまー、だなんて。」
ざまあみろ!この、くそリア充めっ!
金なし、彼氏なし、可愛げなし、三拍子そろって、初めて印野茱萸なんだよ!
……って、あ、この女……竹原璃菜も、金はなかったっけな。友達も。
……あら、いけないと茱萸は姿勢を整える。……それと、顔も。
「ごめんなさい、冗談です。非リア充でしたね。」
半分は決して冗談などではないけどね、と心の中で加える。
「……無職ですが、何か。」
そう、竹原は、無職。友達もいないし、それに、肝臓……いや、これ以上触れるのはやめておこう。ともかく、『ぐみのおともだち』である。
「これからよろしく!」
「なんで急に天使になるんですか!これまでの半年間のお付き合い、なんだったんですか!」
「え、それは「ワンワン!」
……え?
「……ねえ、竹原さん?」
「はい。」
「今……、犬の鳴き声の、幻聴が聞こえたのだけれど。……気のせいよね?」
茱萸は期待する答えを待った。が、竹原は答える。
「わんこ、ですね……。印野さん」
オワタ!
つか、
アパートに、犬?このアパートはペット——特に犬は禁止で、どの住民も、犬は飼っていなかった、はずだ。
「なんでだろう?」
「あ〜〜〜〜っ、どうして来ちゃったのよ!」
え。
た、竹原さん、声、きもいです。顔も、一変してる。
「柴犬(仮)!柴犬(仮)、こっちに来ちゃダメって言ったでしょォ〜?」
「なにそれ、ちょ——。」
犬が来るって……待て、お前の犬ならなおさらとめろっ——!
「やめてええええ!」
「ワン!」
わんこに人間の言葉は通じない。
そう、お約束通り、やめてくれなかったのである。
「……印野さん、あの……ごめんなさい。」
その後、アパートに救急車が訪れた。
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