二次創作小説(映像)※倉庫ログ

55.It shows light. ( No.105 )
日時: 2012/02/17 18:02
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)





白竜は圧倒的な強さを見せ、雷門を潰した。


いや、潰したと言えるのか。彼等は突如姿を消したのだ。






夜の島を一人で歩く。


一人の時間が一番落ち着けると感じるのは、何故だろう。

最近、本当にあたしが何のためにフィフスにいるのか判らない。


真紘の為だった。
でももう、真紘は居ない。
復讐の為に今は残っているのに、モヤモヤと霧がかかるような気持ち。

何故?




ガサガサ、と木々が揺れる。



「そこにいるのは誰っスか〜?も、もしかして幽霊…怖いっス風丸さん!」

「や、やめろ壁山!違う、人だ!ちゃんと見るんだ!」



あたしの目の前に現れた懐かしい面影。



この…声、は




「壁山くんと風、丸くん…?」


変わらない大柄な壁山くんと
変わらない綺麗な髪をした風丸くん。


大きく目を開いた2人は、あたしの腕をとっさにがっちりと掴み


「か、風丸さん 行くっスか?」

「あ ああ勿論だ」
「何するの?!」


あたしを逃げないようにと壁山くんの肩に乗せられる。








         ( 光が見え始めた )