二次創作小説(映像)※倉庫ログ

11.I begin to fall apart. ( No.14 )
日時: 2012/01/15 15:07
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)




「うわさっみぃ〜、温度調整間違ってんじゃねーの?」




スタジアム入場寸前

雷門のマネージャーの女の子が言う。




ここはホーリーロード、勿論あたしたちに有利なスタジアムであることは知っているはずでしょう?





「守山さん、俺は絶対に勝ちます。なんとしてでも」



「雪村くんがそう言うなら、あたしは何も言わないよ」





あたしは吹雪くんの大切な雪村くんを盾として、雷門を壊してやる。

昔の母校だとか、なんだろうが あたしに関係ない。
あたしの目的は雷門を潰すことのみ。








ベンチの周りに全員を集めろと熊沢さんはあたしに言って、試合前のミーティングは始まった。





あたしは黒木の横に立って、熊沢さんの話を聞く。



「黒木、あたしは熊沢が今回の試合でいい指示を出せるとは思えない。」


「結果が全てだ。」

「よく言うよ。」



あんたがそう言って雷門に勝てた試がないじゃないか、なんてあえて言わない。



黒木の感が当たらないのはこの雷門に吹く風のせいかな。



なら、その風を障壁で塞ぎ込んでしまえばいいじゃないか。

あたしは熊沢さんのミーティングを抜けて、観客席から試合をみることにした。





「みやこ、」



「ふぶ、きくん…」


階段の一段目に吹雪くんの姿


会いたくなんて、なかった。
君にあってしまったら、あたしの何かが壊れそうで。





吹雪くんの横を通り抜けようとすると、吹雪くんはあたしの手首を強くつかんだ。



「痛いよ、」


「この試合で雷門が勝ったら、君に話があるんだ」



知らない、聞きたくない
もう、判んないよ。


吹雪くんはどうしていつもあたしを揺さぶるの?



昔のあたしに戻さないで、触れないで、あたしの過去に。







          ( 崩れ始める )