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サッカーボールを蹴る、イナズイレブンのみんな。


マネージャーである女子の諸君は雑用やらをこなしている。

私の仕事であるトレーニングウェアを洗う仕事は済み、一人ボーっとしていると…



どこへ行っていたのか、切株さんが乗りこなすキャラバンがどこからか帰ってきた。

不思議に思い、私はキャラバンへ近づく。



キャラバンのドアが開き、出てきたのは瞳子監督。



「あれ、監督お出かけでしたか？」
「違うわ。迎えをしに出かけていたのよ。」

「迎え？」


迎えとはどういう意味ですか…と言いかける前にある事に気が付いた。


瞳子監督の後ろにもう一人誰かがいる。
誰だ、誰だと言わんばかりに監督を押しのけ正体を見つけた。



「監督、新しいマネージャーさんですか？」
「ええ、まあ。吹雪くんが有望な子だと言うから」
「じゃあ白恋の子ですね！」


私はおどおどとする新人マネージャーの手を引いてキャラバンから降ろす。


上から下まで全身を舐め回すように仁王立ちで眺める私に彼女は一歩後退りした。




「え…あ、の」

「あなた名前は？！」
「もっ…守山…です」
「あれ、名前も教えてよ〜！」



彼女の名前は守山都モリヤマミヤコ。

都とは仲良くなれそうな気がした。だって大人しいし可愛い！
…まあ後に都が私のライバルになるなんてまだ知らなかったけど —— 。




　　　　　　　　　　　　(　今日の色は“花葉色”　)