二次創作小説(映像)※倉庫ログ

らっきーがーる!002話* ( No.313 )
日時: 2012/04/01 14:01
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/




爆笑男を睨み付けるが、どちらかと言うと垂れ目がちな灯の目では男に勝らない。

腹を抱えて大笑いする花浅葱色の髪をした、襟足の長い男の子。



「いっ…いつまで笑ってるのよ!!」

「いつまでって・・・はは!」


もうだめだ、涙が出てきた。

こんなにも誰かに大笑いされたのは初めてよ。
むしろ諦めてこの場を離れるべきか・・・どっちにしろ恥ずかしいわ・・・


「それより野々川さん、なんでこんなところで転けてたんだ?」


フワフワした髪を揺らしながら首をかしげた



神童拓人。



「だから!私は!!こけてなんかない!!」


足を滑らせて転けたなんて絶対絶対死んでもいわない。

あんなの生徒会長が見せる本来の姿じゃないから。
頂点に立つ灯がこんなしょぼい会長なんて思われるのも癇に障る。



「あの・・・膝から血が出てますけど・・・」
「出てないわよ!幻覚よ!!・・・いたっ」


タコの吸盤みたいな髪型をした1年生らしい男の子が灯の膝を指さす。


何と言う失態。

転けてないなんて嘘がバレてしまう。まさに膝小僧から流血。



「い、いいいい痛くない!馬鹿にしないでよね!!」

「誰も馬鹿にしてないだろ」
「うるっさいわね女男!!」

「女男ww」

「あんたも煩いわよ猫目爆笑男おおお!!」



ぜいはあぜいはあ。


あれ、灯なんでこんなに大声出してるんだろう。

あれ、そもそも何でここにサッカー部員がいるんだっけ。











「さ・・・さいってえ!!」



いや、何がだよ。

という声が聞こえたものの、自分でも何が最低だと思ったのか言葉が思いつかず



全力疾走して逃げた。





            ( らんなーがーる )

           それは運命と未来を意味する。