二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 企画御題其の一 ( No.321 )
- 日時: 2012/04/02 22:52
- 名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
企画御題其の一「ヤンキーな花弥」
「おい佐藤、聞いているのか?」
「はいはい聞いてますよせんせぇ〜」
教師に目もくれず手元のケータイを驚くくらいの速さで打つ佐藤花弥。
白恋中の問題児が、俺の目の前で教師の“限界”を意図も簡単に崩そうとしている瞬間である。
佐藤は長い髪の毛を何度か耳にかける。
癖なんだろうな、と直感的にそう思った。
真夏の炎天下の中、佐藤が仲間と釣るんで外で談笑している姿を良く見るが
佐藤の肌はまるで日焼けとゆう言葉さえ知らないと思わせるほど色白だ。
そして腕も足もまるで某CMや某人気雑誌で見かけるモデルのようにスラリと細い。
目は人形のように大きく、整った顔。
一言で片付けてしまえば、美人。
それ以外では言い表せないだろう。
そんな容姿を持ち合わせた少女が、“不良”なのだから驚く。
「おいアツヤ、お前も何か言ってやれ」
「え、何で俺なんすか」
「通りすがりの宿命だ」
「いや、意味わかんねー」
飛んでいったボールを取りに行くためたまたま出くわした俺に一喝入れさせようとする教師もどうかと思うが。
まあ、このところ佐藤は授業にも出てなくて姿を見なかったけど。
「あー、まあ…佐藤、さん?」
「なに」
うわ怖っ
めっちゃ睨まれた俺。
でも何となく、睨まれる覚悟は出来ていたからか予想以上にはビビりはしなかった。
そもそも女の目力に負ける男って男なのかと疑う。
「まあ、学校来てるなら適当に教室で過ごしたらいんじゃない?」
他学年の奴らと釣るんでるよりは。
と付け足せば佐藤はキョトンと目を点にして俺を見つめる。
うわ、ヤベ。俺変なこと言った。
すると佐藤は意外にも優しく顔を歪ませ、クスクスと笑った。
その笑顔に俺も先生も見惚れ、口をポカンと開けたまま佐藤を眺める他なかった。
「うん、いいねそれ。アツヤくんとなら楽しそう」
せいぜい私を楽しませてね、そう言って佐藤は身をひるがえし門を出て行った。
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不良要素がどこにもなかったって^p^?
全力でやめときゃよかったって思いましたよww
*企画其の一END*