二次創作小説(映像)※倉庫ログ

企画御題其の二 ( No.325 )
日時: 2012/04/04 12:00
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/




             企画御題其の二「文学少女な花弥」



図書室に行くと、よくみるあいつの姿。


窓際の一番角が特等席らしい。



ロングの髪が開いた窓から吹く風でフワリとなびく。
髪が乱れても集中しているのか整えようとはしない。


学年色である“黄色”のスリッパを履いているということは、同学年ということになる。




意味もなく、手に取った本を持ってそいつの隣へワザと大きな音をたてて座る。


一瞬肩を跳ねさせ、俺の横顔を伺った。




「あ、あの」


か細い声。でも透き通っていて透明感のある声。

「何」

「図書室では…お静かに…」






残念がっている俺がいる。


え?あ、ごめん。
突然のことに驚いた俺は早口で謝った。


そんな俺に「いいえ」と言って微笑んだ彼女に一発で心臓を打ち抜かれたのは言うまでもない。




*






後ほど聞いた話では、あの文学少女は“2年A組の佐藤花弥”というらしい。





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あ、もう泣きますねあたしw
いやあアツヤくん難しいわー