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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- [高校生編04]A lucky day, ( No.34 )
- 日時: 2012/01/28 13:27
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
吹雪くんの姿がドア越しから見える。
あたしと豪炎寺くんのクラスの中をグルリと見渡して、
あたしたちのところで視線が止まった。
ニコリと笑って近くにいた大谷さんに声をかける。
「守山さん、吹雪くん呼んでるよ」
「え、あたし?」
視界の端で、一瞬表情を変えた豪炎寺くんが見えた気がした。
「な、何かな」
廊下にでると吹雪くんの周りにいた女の子から罵声を浴びせられたけど
吹雪くんはそれを制してあたしの手首を掴むと廊下を歩き出す。
「吹雪くん?」
「今日、一緒に帰ろうか」
かえ、ろう?
…
……帰ろうか?!
う、うそおおおぉぉおっ
あたし今日の占いは10位だったはずだけど…っ
「だめかな?」
「駄目じゃないよ!嬉しい!」
吹雪くんは立ち止まると、あたしの顔をじっと見て来たのに驚いて
あたしはつい目を逸らした。
「可愛いよね、守山さんって」
…は、
はいいいいいいいいいいい?!
( 幸運な日になる )
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