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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- [高校生編05]Please inform it that ( No.35 )
- 日時: 2012/01/28 14:07
- 名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)
吹雪くんの手があたしの頬に触れる。
ひと気のない場所でよかった。
破裂しそうな心臓の音も、
あたしが真っ赤な顔になる理由を知っているかのような吹雪くんの手。
「僕のこと、どう思ってる?」
「どう、て…どうして」
「どうしてだと思う?」
意地悪に笑う吹雪くん。
吹雪くんにそんな一面があったなんて知らなかった。
初めて見る意地悪な笑み。
トクンと跳ね上がる心臓。
「好きだよ」
このまま時間が止まればいいと、
この瞬間をできるなら映像として残したいと、
強く願ってしまった
「本当、に?」
反射的に吹雪くんの方を見ると、そこにはほんのり頬が赤く染まった吹雪くん
「うん、本当」
「うそだ」
「嘘じゃないよ。僕は君のことがずっと好きだったんだ」
好きじゃなくちゃ、君をマネージャーに頼んだりなんかしなかった。
吹雪くんがイナズマイレブンに行ってしまった日。
彼が言ってくれたあの言葉は、現実になった。
そっか、あの頃から吹雪くんは好きでいてくれたんだ。
( ありがとうと言いたい )
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