二次創作小説(映像)※倉庫ログ

I think of you...番外編 ( No.352 )
日時: 2012/04/10 22:55
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/


            I think of you...番外編 「キミのスキと僕のスキ」高校生編




「……っ」


「みやこ!!」


守山都は泣きながら走り去り、もう姿は見えない。

ああ、都を大切にすると思いながら傷つけてしまった。
僕は何のために、都と付き合っているのだろう。


“大切にする”なんてどうせ口ばかりで、僕は結局彼女を傷つけてしまったじゃないか。



「おい、大丈夫か」
「豪炎寺くん…」



グラウンドへ戻ってきた僕を見て、豪炎寺くんは眉間に皺を寄せた。


きっと、何となく彼は何があったか分ってるのだと思う。








切なくなる。



胸が締め付けられるような苦しさ。


原因は僕にある。
それは僕が外国のプロリーグに入る事を都に告げていなかったこと。

それを豪炎寺くんから偶然聞いた都が僕のことこへ確認しにきたのだ。





当然の結果なんだろうけれど…。



「追いかけなくていいのか、守山のこと。」


追いかけて、抱きしめて、謝れば、都は許してくれるかな?



…そんな甘い考えは都を余計不満にさせるだけだね。



「このままじゃ吹雪、お前後悔することになるぞ。」

「…都は僕に幻滅してしまったかもしれない」


「好きなら自分の想いを伝えるのも大切じゃないのか?」



僕の、想い。


都への、想い。





好きで



好きすぎて






愛しすぎて










離れたくなんかない


ずっとずっと僕の傍に措きたい。





僕は都でなければ、だめなんだ






気づけば走っていた。

校舎の中をバタバタと走り回り、ガチャリと開けた屋上のドア。



見つけた愛しい背中。


座り込んで膝を抱えて、肩を小刻みに震わせている。



都を後ろから抱きしめた。




「士郎くん…っ」

「ごめんね。君を悲しませたくなかったんだ」
「あたし、士郎くんの支えになれてない?」


僕の腕を握り締めて都は呟いた。


「なれてるよ。」

「あたしは士郎くんが突然いなくなったら悲しい」
「ごめんね…」

「言ってくれなかったのが悲しかったんじゃない、士郎くんがあたしに言えなかった事が悔しい。」





言い返す言葉が見つからなかった。


僕のせいで彼女が泣いているのに。
彼女は自分のせいだと言っている。



「違う、都は悪くない。僕はただ君の涙を見たくなかっただけなんだ」


信じて。



僕は君の笑った顔が大好きだから。

涙なんて悲しい結晶が見たく無かった。
許してくれなんていわない。これだけは本当だから。






*


「はい、吹雪です」

『ああ吹雪くんかね。で、私のチームへ入る気になったかい?』

「すみません。」
『チームへは入らないということかね?』

「はい。」

『なぜ?!年俸だって悪くないだろう、何が不満なんだ!』





「僕は大切な人の傍でサッカーをするだけで十分ですので」




電話を切り、一息溜息をつく。


これでいい。僕は都の傍でサッカーができればそれで幸せだ。







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ごめんなさい眠いです\^o^/
意味不明なこと書いてごめんなさいw
眠いので寝ますごめんなさいwww