二次創作小説(映像)※倉庫ログ

燦灯歌 -sanbika- ( No.444 )
日時: 2012/06/25 23:14
名前: もずく・ ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: 「この男。」シリーズが早くみたい。

(009)---分岐点9*/ 基山ヒロト



すごいと思うよ、私は。

ヒロトのあの表現力と言ったら誰も真似できないのだから。






「・・・どうやって髪立ててるの?」


赤い髪の逆立ったところをツンツンと指先で突く。



ある日は外ハネ、ある日は逆立ち。
あれか、ドラゴンボ●ルの悟空か。




そんな馬鹿なことを考えているとヒロトは嫌な顔せず優しく私の手を髪から離した。




「ワックスは使っていないよ。」
「え、じゃあ何でこれセットしてるの?」
「んー・・・秘密、かな?」
「教えてよケチ変態円堂ラ・・・」


「それ以上けなしたら怒るよ?」



笑顔で怒られた。いや未遂だけど。



そうか、ワックスを使ってないとしたら・・・











もしかして粘土で髪をくっつけてる・・・?

「馬鹿なこと考えてたら怒るよ?」
「心読まないで下さーい基山さーん」

「全部口に出てるんだよ」



なんですと。


結局ヒロトは髪を何でセットしているのか教えてくれなかった。





              ( 分析不可能少女と基山ヒロト )