二次創作小説(映像)※倉庫ログ

死にたがり少年N ( No.490 )
日時: 2012/07/17 20:40
名前: 兎欠 ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/

@005 [ 光はそこで死ぬ ]




「おれ美鶴のこと好きなんだよなあ」

「え、まじで?!」
「あーまあ何となく。」



俺は隣りで空を見上げる達哉の横顔を飛び起きて凝視する。
そんな俺を興味なさげに横目で見た准は達哉の言葉を軽く流した。


達也は頬を緩め、目を三日月の如く細めた。



「だーって俺たち何年一緒にいるわけ?15年だぜ?」


「何が関係すんの?」

美鶴と俺たちの付き合いは確かに15年だ。
生まれて同じ病室で育ち、同じ小学校へ通い、同じ中学に通っている。
4人でいることを15年も続けているわけだ。


しかし今は美鶴が委員会とやらでいないために3人だ。



屋上で待ってろと言われかれこれ30分は経つ。

最初は雑談をしていたりしたが、どれも飽きて

しまいに俺は寝転がって漫画を読み始めた矢先だ。



「つーまーり、つまりだ力牙。15年も一緒にいたらいろいろこう感情でてくんだろ?」

「貧乳でムラムラするとか?」
「美鶴に聞かれたら殺されるぞ力牙」


達哉はニヤリと笑い腕組みをすると人差し指を左右させた。



「乳なんかどーだっていい。まあ俺はCカップくらいが好みだがな!」
「美鶴ってAもないんじゃねーの?」

「ああもうお前ら美鶴にボコられて死ね」


ははは、と俺と達哉が笑うが准は寝転がり俺の読んでいた漫画を顔に被せ寝る体勢に入っていた。

それを許さない達哉はすかさず准の上に乗り、馬乗りになる。



「俺は男とする趣味はないぞ達哉」

「いや〜准くんまじいい体つきしてるよ!」
「うっせえ触んなキショイ!!」
「なーんてね。俺だって准くん相手に初はやなこった」



初はもちろん美鶴に決まってら!
そう達也が叫ぶと准は達也の腹に蹴りをかます。