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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 裏切られ、傷つき、それでも僕らは愛を唄う。 ( No.507 )
- 日時: 2012/08/14 22:02
- 名前: 兎欠 ◆GJi12uWTrE (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://mynmmr0608.anime-voice.com/
1@ [ 止マレ ]
物心ついた時から、男とは乱暴で、自分勝手で汚らわしい。
そう印象を植え付けたのはいつだって父親だった。
「おい、花形」
うざい、きもい話しかけんな
男に話しかけられると内心はいつもこんな感じに荒れ果てた海のようで。
何年もこうした男に対する裏の自分があると、表にもどうしても出てしまう。
「話しかけんなきもい」
相手が教師であろうが、偉い人であろうが、男はみんな乱暴で自分勝手で汚らわしい
そう見えてしまうのは仕方ないことでしょう?
それでも食い下がらないクラスメイトの顔を見上げれば、何とでもない風に飄々としていて
ちょっとだけ悔しい。
なに?きもいんだけど。
目で訴えてみたが、クリーム色の頭をした男は怯みもしない。
「お前、担任にあの言い草はないんじゃないか」
「ふん、知らないわよ」
男に説教されるなんて、最悪だわ
担任?ああ、さっきの授業の事か。
返事をしろと煩いから舌打ちしてうるせえハゲと事実を言っただけ。
何が悪いの?
本当に男って訳のわからない事で怒る。
馬鹿馬鹿しい。
うざい、かんにさわる
いらいらした。
喋ったことのないクラスメイトになんで怒られなきゃいけない
お前は先生か?
教師か?
煮えくり返りそうなほど、吐き気がする。
止マレ、止まれ、落ち着け自分。
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