二次創作小説(映像)※倉庫ログ

[高校生編14]I want to be reconcile ( No.59 )
日時: 2012/02/05 10:33
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)





気がついたら、今日はもう授業が終わっていた。



移動授業も、特別嫌いな教科があったわけでもない普通の日。


ひっかかるとすれば、豪炎寺くんの一件。

目が合うことはたまにある。
それだけであとの進展という進展は何もない。



サッカー部の部室に一番乗りで来たあたしは、部室の机に頬杖を突いて窓の外を眺めた。


悲しそうな顔をした豪炎寺くん。


たしかあの日は、吹雪くんに告白された日。
浮かれて、何か悪いことをしただろうか。



ガチャリ、と軽快なドアを開く音が聞こえて、

入ってきたのは今まさにあたしが思っていた人。



「…他の奴らはまだ来てないのか?」

「うん。」



目も合わせてくれない。


あたしから目を合わせようとすると、すぐに君は目を逸らすよね。
ねえ、どうして?



「豪炎寺くん」
「・・・」

「…ごめんね。」

「謝ることなんかしてないだろ」
「ならどうして避けるの?」


言葉につまる豪炎寺くん。


仲直り、したいよ。


豪炎寺くんの心理が判らない以上そっとしておく、なんて思ったけど

このまま気まずい関係は嫌だよ。


あたしたちは、イナズマイレブン・ジャパンの元チームメイトとマネージャーという関係だけど
そんな簡単に崩れてしまう仲だったのかな?






              ( 仲直りしよう。 )