二次創作小説(映像)※倉庫ログ

[高校生編17]Tragedy ( No.62 )
日時: 2012/02/06 18:19
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)





ピンポーン、というインターホンの音は
真紘が出て行ってすぐ家の中へ鳴り響いた。


この時間帯にインターホンがなるのは珍しい。

新聞の集金だろうか、と思って玄関を開けたのだが。




「こんばんは、千宮路大悟と言う者ですが」


だ、れ?

玄関を開けた先に立っていたのは、ピンク色の髪をしたオールバックの男。



「あの…何か?」

「ああ、そんなに警戒しないで下さい。お願いがあって来たのですから」



千宮路大悟と言う男の後ろには、何人ものガードマンらしい人がいて明らかに不審。

なに、お願いって…一体この人たちは誰?




「豪炎寺修也…そしてあなた、守山都。あなたたちは私たちの組織に入って頂きたい。」




え?

どう、いう意味?


「サッカーは誰もが平等にプレイ出来るべきである。そうは、思わないかね?」



思うよ、サッカーはみんなが好きなものだから。

でも、何なの?



「あなたが…私の願いを否定するのなら…」
「待って、何なの?いきなり来てそんな事言われても困ります。」



そうですか、なんて千宮路は余裕そうな顔をすると


「私には、あなたの意見などどうでもいい。私の組織に入らないと言うのなら
  あなたの弟さん…どうなっても知りません」





         ( 悲劇の歌 )