二次創作小説(映像)※倉庫ログ

[高校生編23]The turning point wher ( No.76 )
日時: 2012/02/09 18:42
名前: もずく・ (ID: vj3b3W/M)




「守山さん、ちょっと…」



真紘が風邪をこじらせて、2日が経った。

いつも通りチャイムと同時に入ってきた先生が、あたしを呼んだ。



廊下に呼ばれ、先生の顔を伺う。



「今すぐ、市立病院に行きなさい。」
「え?」

「弟さんが事故にあったそうよ。」






事故…



う、そ。事故…






走る。


走って、走って走って走って。

息が切れても走り続けた。
途中、何度も車に轢かれそうになっても気にしなかった。

真紘、真紘…!


市立病院の中入ると、忙しそうに医者らしき人たちは階段を駆け上がっていく。



「あ、あのっ…あたしの弟っ、守山真紘って子運ばれませんでしたか?!」


腕をがっしり掴んで問いかける。


中年の医者は、大きく目を開いてあたしを見ると

「きみ、お姉さんだね?ちょっと話があるから場所を移そう」



そう言ってあたしを診察室へと連れて行った。






             ( 運命の別れめ )