プロローグ「何事も最初が肝心」—私の辞書に不可能は無い(ナポレオン)—じゃあ俺の辞書に血糖値は無い(坂田銀時)———ピンク色の吹雪が舞う。春真っ逆さまだ。ここは【海賊銀魂高校】そこの校門に一人の少女が立っていた。「よし…」少女は制服のリボンを直す。「ウジウジしてたらダメよ…お父様達と約束したもの」少女は一歩踏み出した。彼女は向かう。新しい日常が始まる教室へ—自分の想像を上回るハチャメチャな教室へ。