二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 桜舞う中 (牧場物語ふたごの村) ( No.33 )
日時: 2012/02/06 17:42
名前: チョコミント (ID: c.8q4OQv)

第7話 強制的に

私がこの村に来てから、かれこれ一週間が経った。

村の人たちも、まぁいい人なんじゃないって感じ。

こないだはつい動物をもらえたことで思わず気を緩めちゃったけど。

平常心に戻らなくちゃ。

前に住んでたところでも、みんな最初はいい人だった。

だけど、突然変わるんだ。

今回だってきっとそう。

それなら最初から仲良くなんてならないほうがいい。

そう思い、もう仲良くはならないぞと誓った、そのとき。

ドーン!!

「イーリス!何しとんの?こんなところで!」

いきなり後ろから突き飛ばされ、私は木に激突した!

正確には、抱きついてこようとしたのをよけた拍子に激突だけど・・・。

「・・・つっ」

あまりの顔面の痛みに声が出せずにいると、近くで慌てたような声が聞こえてきた。

「わぁ、イリスごめんな!?顔大丈夫!?」

一体誰かと思い、相手の顔を見てみた。

そこに立っていたのはラズベリーだった。

「痛い?痛いよな!?ほんまにごめん!!すぐに病院に・・・」

「いいって。これくらい大丈夫だから。」

これ以上関わりたくなくて、私は足早とその場を立ち去ろうとした。

だけど・・・

「ちょっと待ちや!うち、用事があって話しかけたんよ!」

ラズベリーに腕をがっちりとつかまれていて、行動を阻止された。

「今な、リアとカミルとアーシュとうちでカフェでお茶してるんよ!イリスも一緒に話そう!」

え・・・。

「い、いや、私はちょっと・・・」

「さ、早く行かないとリア特製のケーキなくなってまうで!いくで!」

断ろうとしたけど、ほぼ強制的にカフェへと引きづられていった。