二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 桜舞う中 (牧場物語ふたごの村) ( No.92 )
- 日時: 2012/02/27 19:52
- 名前: チョコミント (ID: c.8q4OQv)
番外編 キミが来てから
今日はポカポカとしたいい天気だ。
ボクは店にならべる花を用意していた。
色とりどりの花を見ていると心が和む。
こういうとき、この仕事をしていてよかったと心から思う。
ふと時計を見ると、ちょうど針が10時を指そうとしていた。
もう、開店時間か。
ボクは急いで準備をし、カウンターの定位置につく。
・・・ついたはいいものの、お客さんが来ない。
仕方ないと言ったら仕方ない。
花を買うことなんて、しょっちゅうないと思うし・・・。
そう思ってみても、誰も来ないのはやっぱりちょっと・・・
フゥっと溜め息をついた、その時。
「カミルさん、おはようございます。」
突然、声をかけられた。
顔を上げてみると、そこには牧場主の・・・イリスが立っていた。
そこでああ、と納得する。
あの歓迎会の日から、イリスは変わったと思う。
前までは声をかけてみても、軽く挨拶程度しか返してくれなかった。
まるで、仲良くなるのを避けているかのように。
過去のことに入り込むのはよくないと思って、特に何もせずにいた。
だけど、リアたちはガンガン話しかけてたっけ。
それでついにはほぼ無理やりな感じで歓迎会に出席させて。
でもそれで、イリスは心を開いてくれた。
そして次の日から、村中を毎日挨拶してまわるようになった。
もちろんボクのところにも来てくれて、花の種を買っていったりしている。
「ああ、おはよう。今日はどうしたの?」
ボクがいつものセリフを言う。
すると決まってイリスも同じことを言う。
「はいっ!花の種、買いに来ました!」
ほぼ毎日、こんなかんじの会話をする。
同じことだけど、イリスが来るとなんだか楽しい。
なんでだろう?
「今日のおすすめはカーネーションだよ。はい、どうぞ。」
ボクが種の入った袋を渡すと、イリスはにっこりと笑って言う。
「ありがとうございます!」
これも、いつものこと。
だけどボクは毎回胸がドキッとする。
それに顔が熱い。
「ああ、うん。また来てね。」
ボクが言うと、イリスは「さようなら〜」と言いながら帰っていく。
イリスが帰った後、考える。
なんだろう、いつもドキドキして顔が熱くなる。
毎日のことなのに、おかしいな。
キミがこの村に来てから、ボクはどうも変だ。
ーこのときのボクは、まだ自分の気持ちに気がついていなかったんだ。
[あとがき]
はい、しばらくの間本編の最新してなくてすみません!
そして書いたと思ったらなに、番外編だと・・・?
自分でもびっくりです。
本編書こうとしてたのに。おかしいな、あれー?
・・・まあとにかく、今回はカミル視点の番外編です♪
なんかいきなりカミルがイリスのことをすk(殴
危ない危ない、ネタバレになるとこでした。
というか、もうすでにカミルの気持ちがわかっちゃったかもしれませんが・・・(汗)
・・・とまあ番外編とはこんな感じです!
なんか生意気にリクエストの締切日とか決めてましたが・・・
ぶっちゃけて締切日ナシにします!
いつでもリクエストしちゃってくださいね!!
それでは、読んでくださりありがとうございました〜☆