二次創作小説(映像)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ神曲で小説作ってみた】パンダヒーロー ( No.16 )
日時: 2012/03/11 13:07
名前: 菜の花 (ID: TaF97fNV)
参照: わーい、初コメがついに来た〜やったぁぁぁぁ\(≧▽≦)/

***


男は先ほどまで座っていたであろうテーブルに拓実達を座らせ、支配人と思える男に耳打ちをした。

「・・・・いいか」コソコソと小さな声なのでよく聞き取れないが、男は支配人らしき男に何か持ってくるよう指図しているよ

うだった。

「まぁそう硬くならず飲め。それと俺の事は“ジャッカル”と呼べ」

なぜか少々命令口調なジャッカルと言う男は拓実と大熊にさっきから持っていた酒瓶の栓を抜き、グラスに注いで前へと差し出

した。

拓実は酒など到底飲めないが、丁度いい所でジャッカルが呼び出したボーイがやってきた。

「お客様、例の品はこちらです」ボーイは、ずっしりと重そうな黒いスーツケースをジャッカルに差し出した。

「っち、あの支配人じゃねぇのか。まぁいい」そう言ってジャッカルはスーツケースを2人の方へズイッと向けた。

「これを運べ。それと———この事は何処の誰にも言うなよ」

「依頼人の用件に対して口外はしない。家も商売だからな」大熊はスーツケースを受け取ると、立ち上がり拓実にスーツケース

を渡すと拓実に席を立つよう目で合図を送った。

「いいな」念を押すように拓実達2人に視線を送ると、違う方向を向いてバニーガールに声をかけ始めた。

(重っ!しかし何なんだこのスーツケース・・・めっちゃ怪しいんだけど)重いスーツケースを抱え、2人は店を後にした。



***


第4話しゅーりょー!