二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 【ボカロ神曲で小説作ってみた】パンダヒーロー ( No.29 )
- 日時: 2012/03/19 17:42
- 名前: 菜の花 (ID: TaF97fNV)
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κ κ κ κ κ
その頃、大熊リサイクル店では、気の抜けた、いや、少女から発せられたさっきの一言で余計に緊張した、とも言えるようななん
とも言えない空気が漂っている。
「—————は?」大熊は、何時ものポーカーフェイスからは想像出来ない様な不思議そうな面持ちで、拓実と少女を交互に見た。
「こいつ、何を言ってるのかよく掴めないんだが原は分かるか」
ヒソヒソと声を小さめにして大熊は拓実に言った。
「いえ・・・・・」
(この子、何するつもりなんだ?)誰も何も言わないまま、数分程過ぎた。
すると、少女は鞄からジャラジャラとストラップがこれでもか、という程ついた携帯電話を取り出し、何か打ち始めた。
「もし、あんた達が入れてくれないんだったら、ここに掛けよーかな〜♪」そう言って、携帯の画面を二人の前に突き出した。
その画面は、通話の画面。打ち出された番号、それは『110』
「————っ警察か・・・・」これでは、ノーと言う訳にいかなくなる。
だがしかし、こんな一般人を(拓実も一般人だが)自分たちのいざこざに、しかも下手をすれば警察沙汰のこの現状に巻き込むわ
けにはいかない。
(大熊さん・・・・?)大熊は、仕方の無い、と言う風にゆっくりと前へ動いた。
「・・・・・仕方が無い、・・・入れれば、警察には連絡しないんだな?」最終手段だ、と溜息をつきつつ了承する。
「え、ちょっと大熊さ———」そこまで言いかけ、口を噤んだ。
(警察沙汰には、なりたくねーし・・・)きっと、大熊なりに考えがあるのであろう。そう、無理矢理自分を納得させるような理
由を考えてから、視線を目の前の少女に移した。
「・・あ」目が合った。気不味いので目を逸らしたが、どうしても目が彼女の派手な緑の髪の毛に行ってしまう。
「ところで——————」オホン、と大熊が咳払いをする。
「お前の名前・・・・先ずそれを聞くが名前は?」そういえば、名前を聞いていない。すると、待ってましたと言わんばかりに少
女は口を開いた。
「GUMI(グミ)だよ」明らかに本名ではなさそうな名前を聞かされたが、大熊はそれ以上聞かなかった。
「・・・そうか。だったら、今から仕事内容を説明する。こいつが原。此処のアルバイト。私が店長の大熊だ。とりあえず詳しい
事はあっちの部屋で説明するから————あ、原は今日はもう帰っていいぞ」
「え、あ、はい。(まだ特に何もしてないけど)お疲れ様でした・・・」少々拍子抜けた気持ちで拓実は店を出た。
帰ろうと鞄と上着を手に取る時、不意に壁にかけてある時計に目が行った。
時刻は午後4時過ぎ。何時もなら、大熊は李沙を迎えに出かける時間だが、今はその場合じゃなさそうなので、単に忘れているだ
けかと思っていた。
(ま、言わなかったら何があるわけじゃないしな)
そんな事を思いながら拓実は店のドアから外へ出た。
***
はー、第・・えと、何話でしたっけ・・・?
あ、そうそう第7話しゅーりょー(^0^)/
よく見たら後ちょっとで参照200〜♪
いいのか悪いのかわかんないですけどw
この話ではGUMIちゃん出てきましたね〜^^
最初は出すつもり無かったけど何か気がついたら登場させてたみたいなノリのキャラですがどうか見守ってくだされw
さて、グダグダ話もここらで7話の後書き的何か終了〜!