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二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ神曲で小説作ってみた】パンダヒーロー ( No.39 )
- 日時: 2012/03/15 21:25
- 名前: 菜の花 ◆GAVGpnzwIc (ID: TaF97fNV)
- 参照: 今日卒業式でした〜(;-;)
***「パンダヒーロー」第9話***
エンジン音が止まり、車が目的地に着いた事を、拓実は振動で分かった。
「うわ、ホントに何にも無い」GUMIが驚くように言うが、誰も返事はしなかった。
まず、他人と話をしている事態ではない。
下手をすれば、警察沙汰では済まされないかもしれない———————そんな事態だ。
“バタン”車のドアを閉め、大熊が鍵をかけた。
そして、ドアに手をかける。
(・・・・・何があっても、おかしくないよな)今更後戻りなど不可能である。
“ギィ・・・ガチャッ”古いドア特有の、錆びた金具の重々しい音を立て、まだまだ明るい、午前中の日向にネオンの光が降り注
ぐ。
「「ゴク・・・・・・・・・」」大熊と拓実が唾を緊張の余り飲む。
(———————だ、大丈夫。こっちには携帯で警察を呼ぶ事も出来るし)そう思い、ポケットに突っ込んだ自分の携帯をポ
ケット越しに握った。
でも実際の所、警察を呼ぶ、というのは最終手段に等しい。何せ、此方とて知らないとはいえ一応薬物を運んだのだ。警察が
知れば、此方が巻き添えを喰わない方がおかしい。
***
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