二次創作小説(映像)※倉庫ログ

【ボカロ神曲で小説作ってみた】パンダヒーロー ( No.46 )
日時: 2012/03/17 16:30
名前: 菜の花 (ID: bTobmB5Q)

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「うわぁぁぁぁん、うわぁぁぁぁん」ボーっと姉が家を出る昨日までの事を回想していると、急に抱いていた赤ん坊が泣

き出した。

「あっ・・・・・・ど、どうしよう」私の両親は私が生まれて数ヵ月後に交通事故で亡くなった。その時から、その時今の

私と同じ年頃だった姉が、家の事を慣れないながらも全般やっていた。

もちろん私も物心ついてから、家の事はやれるだけやって来たから、近所の小さい子や、幼い子供に触れる機会がなかっ

た。もちろん両親が死んでいて、妹や弟もいなかった私は、小さい子、ましてやこんなやっと乳離れをしたような赤ん坊

の扱いなど知らない。

「えーと・・・えーと・・・・」おぼつかない手つきながらも、とりあえずあやしてみようと、赤ん坊を抱いている腕を

ゆっくりと左右にゆすった。

すると、取りあえずは泣き止んでくれたが、やはり漏らしているとか、腹が減っているとか、何か原因があるんではと、

何気なく涎かけ(ヨダレカケ)をめくった。

「ん・・・何か書いてある」涎かけの裏のはマジックで無造作に、『李沙』と書かれていた。

「これって・・・・名前、だよね。何て読むんだろ・・・」少し考えて、この名前が『リサ』と読むことが分かる。

「リサ・・・・か」


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