二次創作小説(映像)※倉庫ログ

【ボカロ神曲で小説作ってみた】パンダヒーロー ( No.57 )
日時: 2012/03/25 15:50
名前: 菜の花 ◆GmIm2XHxIQ (ID: TaF97fNV)

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「貴方・・・・もしかして、事故の時に私が・・・救急車呼んだ人?」

そんな事すかっり忘れていたのに。

「ん。・・・・まぁ、そうなるな」少々照れくさそうに男性は頭をかく。そして急に真顔になり、私と再度向き直った。

「あんた、さっきのあれ・・・・・・」

「見てたんですか」見てたんなら助けを呼ぶとかして欲しかったな、と思いつつ、私は言葉をつむいだ。

「すまない」男性は急に、膝に頭がつくんじゃないかと思うほど深いお辞儀をしてきた。

「っは・・・・ええっ」急にこんな深いお辞儀をされる時がひけるので、とりあえず頭を上げてください、と促してから私は訳を聴いた。

「何で急に、見ず知らずの貴方に謝られるんですか・・・・わ、訳を話してください」

「訳、か」ふぅっと息を吐いた男性は」何か悩んでいるような表情で口を開いた。

「訳は————————・・・・・・あ、ここじゃ聞かれる可能性がある。とりあえず俺の家に来るか?」

「えっ」こんな夜中に知らない男性に「家に来い」と誘われて、言われるがままについていける訳が無い。そう思う私の心情を察知

したのか、男性は慌ててこう付け加えた。

「べ、別に不謹慎な意味じゃない。人に聞かれるとまずいからな」

そういって咳払いをすると男性はまた続けた。

「難なら、・・・・・ちょっとした店かなんか、カフェとかで話をする」

「そ、そういうことなら・・・・・」まぁ安心といえる。

「じゃあついて来い。こっちだ」私は言われるがままについて行った。

(あれ、この時間に開いてるカフェってあったけ)

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