二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.10 )
日時: 2013/02/27 20:35
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

冬花「…!」

秋「彼が風丸君。足がとっても速いのよ。」

零「元陸上部なんだから、速くて当然でしょ。」

春奈「…;」


笑顔のまま毒を吐く零に、呆れる春奈。


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(抜かし)


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ボールは風丸の元に。
風丸は木暮・ヒロト・緑川に囲まれた。


緑川「よし、頂きだ!」

風丸「っ…」

鬼道「風丸!土方にパスだ!」


風丸は鬼道の指示に従い、土方にパスする。


零「……フッ。」


零は小馬鹿にするように、目を閉じて微笑んだ。


土方「っよし!…!」


だがそのボールは虎丸に奪われる。
虎丸は一気にあがり、ゴール前の円堂と向かい合う。
それを見ている豪炎寺。


虎丸「………ヒロトさん!」

豪炎寺「!」

基山「よし、貰った!いけ緑川!」

緑川「任せとけ!」

久遠「……」

緑川「決めるぜ!」

壁山「そうはさせないッス!」


緑川が打ったシュートに向かう壁山。


壁山「ザ・ウォール!!」


弾かれたボールは綱海が拾う。


綱海「まだまだ!ふっ!」

久遠「……」

壁山「もう1回ッスー!!」


再びボールは弾かれた。


円堂「いいぞ、壁山!」

壁山「へへっ…」


ピーーーッ!


ホイッスルではない笛の音が鳴る。


一部「!!?」


音のした方を向くと、零がパソコンの画面から目を離さず、首に掛けている笛を口に咥えていた。


久遠「ストップだ。」


久遠が前に出た。


久遠「…壁山!」

壁山「! …お、俺、何かしたッスか?;」

久遠「どうしてもっと前に出ない!突っ立ってるだけがディフェンスか!」

壁山「ぇ…」

久遠「守る事しか出来ないディフェンスなど、私のチームには必要無い。…それから風丸!」


顔だけ風丸の方に向ける久遠。


風丸「…はい!」

久遠「何故土方にパスを出した。」

風丸「ぇ…な、何故って(久遠「鬼道が言ったからか?」

風・鬼「!」

久遠「お前は鬼道の指示が無ければ、満足にプレイも出来ないのか!」

零「…」


困った顔をする風丸、無言で俯く鬼道。
そして満足気に微笑む零。

久遠は元の場所に戻った。


風・鬼「………」

壁山「そんな事言われても……;」

円堂「……………」

零「……」


円堂は、未だキーを打ち続けている零を見た。


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久遠「ボサっとするな土方!…栗松!それくらい自分で持ち込め!」


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円堂「っしゃぁ……;」


食堂のテーブルに項垂れる円堂。


円堂「終わった…」

緑川「まさか練習がこんなにハードだなんてさ…;」

壁山「俺、もうくたくたッス;;;」

土方「おいおいお前等、合宿は始まったばっかだぞ?」

緑川「そりゃあそうだけど…」

基山「…円堂君はどう思った?あの監督の事。」


ヒロトは円堂を見て問う。


基山「零からは何も聞いてないし…そもそも、零も監督に従っているから、俺には監督の事が分からない。」

円堂「……そりゃあ確かに、ちょっと変わってるとは思うけど、いい監督じゃないか!思った事を、はっきり言ってくれるんだし。きっと、俺達には、まだまだ足りないところがあるんだよ!世界を目指すためにはさ!」

壁山「キャプテン…!」


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(抜かし)


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虎丸「お疲れ様でした!それじゃあ俺、これで失礼します。また明日、宜しくお願いします!」

零「気ぃ付けてな。」


笑みを浮かべて虎丸に言う零。


虎丸「ありがとうございます。それじゃあ。」


家に帰っていく虎丸を見ている豪炎寺と土方。


土方「そう言えば彼奴、昨日もそうだったな。」

豪炎寺「………」


緑川「……」


ドリンクを飲む緑川。


久遠「不動。」

不動「はい。」

緑川「!……」


久遠に呼ばれ、恐らく褒められている不動はにやりと笑った。
それを不審に思う緑川。


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(抜かし・CM)


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