二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.16 )
日時: 2013/02/27 20:45
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

リカ「…なぁ、ちょっと、零!」

零「………」


リカは零にドスドスと歩み寄る。
零は、今度は木刀の手入れ(綿みたいなので埃を取ったり)をしている。
笑ってそんなことをしているのだから君が悪い。


リカ「!; ………;;;」


その零の行動に、うろたえるリカ。


リカ「…しっかり見張っとかなアカンで?彼奴等狡い(こすい)手使って何とか抜け出そうとしよるからなー…ほな、頑張りや〜;;」


リカは素早く食堂に戻った。


リカ「…バシッと言ったったから。」

秋・塔「…何処が。」


塔子と秋は、リカを呆れた目で見ていた。


.


ガララッ


綱海「小細工なんか性に合わねぇ。俺ぁ堂々と出て行くぜ!」

壁山「そんな…正々堂々過ぎッス…;」


ズカズカと階段を降りる綱海。
円堂・風丸・壁山・木暮はその様子を見ていた。


壁山「上手くいくわけ……」


綱海「…………((チラッ !」


零が居なかった。


綱海「ラッキー!!」


綱海は「ひゃっほーい!」と叫びながら出て行った。
円堂の部屋の窓から、それを見ていたさっきのメンバー達。


壁山「嘘ォッス!」

円堂「ひょっとして今なら!!」


階段を駆け降りる円堂達。


零「あー、あー、円堂さんの恥ずかしい過去その1ー。」

円堂「うわぁっ!!;」


急ブレーキを掛け、引き返す4人。


零「………クス。」


零は眉を下げ、困ったように円堂達に微笑んだ。


.

(抜かし)

.


床に円を描いた紙を貼り付け、それに向かって素振りを繰り返す飛鷹。


飛鷹「っ!…っ!……っ!!(「飛鷹さーん!居るんでしょー!?」!」

秋「止めて下さい!;」


外では、箒を取られた秋が少年達を止めている。


少年1「飛鷹さーん!出てきて下さーい!!」


ガラッ———


飛鷹は部屋を出た。急いで階段を降り、座っている零の隣に立つ。


飛鷹「……許可して下さい。彼奴等とは、けじめを付けなければならないんです!」

零「けじめくらい、入る前につけといて欲しいですね…。………ま、騒ぎは起こさないで下さいよ?僕まで怒られるんで。」

飛鷹「すみません。…すぐに戻ってきます。」


飛鷹は一礼し、外へ出て行った。


零「……ふぅ。」


.


少年1「とーびーたーかーさーん!!」

飛鷹「静かにしろ!鈴目。」


少年1こと鈴目は叫ぶのを止めて、歩いて此方まで来た飛鷹に体を向ける。


鈴目「…飛鷹さん。話があるんッス。顔、貸してくれますね?」

飛鷹「………」


飛鷹は、黙って鈴目達の先頭を歩いていった。


秋「………;(円堂「秋!」!」


秋は、2階から聞こえる声に反応して上を見る。


円堂「…あの連中は?」

秋「飛鷹君に話があるって…」

円堂「何だって!?」


円堂と鬼道は階段を降り、今度は膝の上でパソコンを弄っている零に向き合う。


円堂「零!飛鷹が……」

零「知ってます。許可を出しました。あのまま騒がれてちゃ、煩い限りですし。」

円・鬼「! …」

零「2人は戻って下さい。合宿所から出る許可は出してませんよ?」

円・鬼「……」


.


ガラッ


鬼道は、少し荒っぽく自室の扉を閉める。


鬼道「………」


飛鷹の試合の様子が思い浮かぶ。


鬼道「…
(何故代表に選ばれた…彼奴はお世辞にも上手いとは言えない。染岡やシャドウの方が数段上だった。監督や零は…このチームをどうするつもりなんだ…!;)」


.


(CM)


.