二次創作小説(映像)※倉庫ログ

第73話「灼熱の戦士!デザートライオン!!」 ( No.22 )
日時: 2012/06/09 12:11
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)


虎丸「………」


ドリブルであがる虎丸。


虎丸「…豪炎寺さん!」


豪炎寺の隣にはヒロト。
そのすぐ傍では綱海と土方が虎丸を止めに来ている。


綱海「させるかよ!」


2人は虎丸に向かうが、虎丸は2人の隙間から豪炎寺にパスした。


吹雪「!」

豪炎寺「ナイスパスだ虎丸!」

虎丸「((ニコッ」

豪炎寺「っ!」


豪炎寺はシュートを撃った。
左端すれすれの際どいところ。


円堂「っしゃーぁ!!」


円堂はジャンプし、ボールをキャッチした。


豪・虎「………」

円堂「…よし!今のはいい連携だったぞ!」

豪炎寺「…クス。」

虎丸「はい!」


壁山「…!」

栗・木「……」


綱・土「!」


ザッ———


久遠と零がグラウンドにやって来た。


ピーーーッ!


零が、首から提げた笛を鳴らす。


久遠「全員集合!」


.


久遠「フットボールフロンティアインターナショナル、アジア予選、第2試合の相手が決まった。」

「「「………」」」


静まる食堂。


久遠「カタール代表、デザートライオンだ。」

円堂「デザートライオン…?」

壁山「どんなチームなんスか?」

零「デザートライオンの特徴は、疲れ知らずの体力と当たり負けしない足腰の強さを兼ね備えている事。奴等と戦うためには、基礎体力と身体能力の強化が必要になります。カタール戦までに、この2点を徹底的に鍛えること。いいですか?」

「「「はい!」」」


.


円堂「とは言っても…どんな練習をすればいいんだろう…」

虎丸「………」


虎丸は、外の方をチラチラと見ている。


綱海「そんなもん、徹底的に走りこむしか無ぇだろ。走って走って走りまくって!強い足腰を身に付けりゃあいいんだ!」


テーブルに手を付き、力強く言う綱海。


円堂「…そうだな。それで行こう!」

鬼道「単純だが、それが一番だ。」

豪炎寺「……!」


豪炎寺は、背後で荷物を纏めている虎丸に気付いた。


虎丸「あのーすみません…」

円堂「?」

虎丸「申し訳ないんですが、俺、これで失礼します。」

円堂「え、ああ…」


虎丸は一礼し、食堂から出て行った。


栗松「彼奴、またでヤンスかぁ?」

綱海「何で彼奴だけ、いつも途中で帰っちまうんだ?」

風丸「さぁ…何でだろうな。」

円堂「…」

豪炎寺「………」


秋「皆…虎丸君の早退が気になってるみたい。」

目金「このままでは、チームの士気にも関わりかねません。」


目金の眼鏡がキラリと光る。


目金「ここは、調査すべきかと!(春奈「分かりました!任せて下さい!」


コートを着た目金を退け、探偵のような格好をした春奈は秋の手を握る。


春奈「キャプテン!私達で虎丸君の事を調べてみます!何か分かったら連絡しますね!」

円堂「…ああ…」

春奈「行きましょう、先輩!」

秋「わ、私も!?;」

円堂「…;」


.


タタタタタタ———


虎丸「………」


.


(OP)


.


カッ———


天気が良い…というより暑い。
そんな中、只管走りこみをしているIJ。


円堂「よし…今日の特訓はここまでー!」


円堂がそう言うと、殆どの者が地面に倒れこんだ。


吹雪「あ、暑い…;」

基山「走りこみって…;」

壁山「結構大変ッス…;」

風丸「………;((バシャッ!! っ…冷た!」

零「ほーら水ですよー気持ちいいですかー?」


日傘を挿している零が、ホースを持って皆に水をかけていた。


吹雪「あー、気持ち良い…;」

壁山「気持ち良いッスけど…」

木暮「この後、どーすんの…;」

零「さぁ。」


吹雪達のユニホームはびしゃびしゃだった。


風丸「…オイ、何で俺に集中攻撃するんだ?;」


思い切りホースの口を風丸に向けている零。
しかも先の方を少し潰しているので、勢いが強くなっている。


零「最近ストレス溜まってて。」

風丸「俺で発散するな!!」

零「酷ェや。皆が熱中症にならないようにやってるのに。」

基山「君が一番心配なんだけどね…」


緑川「……」


1人、また走ろうとする緑川。


円堂「! 緑川!特訓は終わりだぞ!」

緑川「(このチーム…仲間でありライバル!レギュラーの座は絶対に渡さない!!)」


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