二次創作小説(映像)※倉庫ログ
- 続き ( No.24 )
- 日時: 2013/02/27 21:02
- 名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)
円堂「ぇえ!!…虎丸が、このお店を1人で切り盛り?」
虎丸の母「ええ…仕込みから買出し、出前まで頑張ってくれて…」
豪炎寺「練習の後でか…」
春奈「凄いですね、虎丸君…」
虎丸の母「お弁当屋の乃々美ちゃんが手伝ってくれるから、助かってるんですけどね…」
乃々美「困った時はお互い様よ小母さん。」
ニコッと笑う乃々美。
虎丸の母は俯く。
虎丸の母「……でも、私の身体が弱いせいで、あの子には苦労をかけっ放しで…本当はめいっぱい練習したい筈なのに…」
零「……」
豪炎寺「…
(そうだったのか、虎丸…)」
零は虎丸の母を見て何か考えているような表情。
カランと、店の扉が開いた。
虎丸「ただいまー!…! 駄目じゃないか母さん!休んでてよ。店はまだ忙しくないんだから…」
虎丸の母「悪いね、虎丸…」
乃々美「…?」
乃々美は、震えている円堂に気付く。
虎丸「いいんだよ。店の事は俺に任せとけって。(円堂「虎丸!」!!」
円堂は勢い良く立ち上がった。
虎丸「っはい!;」
円堂「何でこんな大事な事を黙っていたんだ!」
虎丸「…それは…」
円堂は出前箱を取った。
円堂「出前だな!よし、任せろ!」
カラランッ
円堂は店を出て行った。
虎丸「………キャプテン…((ガチャッ ?」
円堂「で…どこへ行けばいいんだっけ…;」
零「…たく。」
豪炎寺「やるか!」
冬花「ええ。」
春奈「先輩、私達も!」
秋「うん。」
虎丸「……」
.
看板を出す乃々美。
乃・冬・秋・春「いらっしゃいませ!」
.
乃々美「ハンバーグ2丁!」
ウェイターをするマネージャーと乃々美。
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出前に行く円堂と豪炎寺。
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料理を作る虎丸と零。
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乃々美「ミックスフライ定食1丁!」
零「へーい。」
零はかったるそうに返事をする。
虎丸の母「………
(虎丸…あんなに楽しそうに笑う虎丸を見るのは久しぶり…。良かったね、大好きな豪炎寺さんと一緒のチームに入れて…!)」
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秋「今日は来て良かったね円堂君。」
円堂「ああ!皆も、今日はありがとな!」
零「全くですよ…タダ働きなんてもう御免だ。」
春奈「あはは…;」
豪炎寺「………」
立ち止まる豪炎寺。
豪炎寺「(お前の事情は分かった。)」
『行け!虎丸!』
『………っ!』
『!……』
豪炎寺「(…だが、何故あんなプレイをする…?俺はそれが知りたい…)」
零「……」
零は頭の上に手を遣り、空を見上げていた。
.
.
.
カッ!!
[皆さんこんにちは!フットボールフロンティアインターナショナル、アジア予選第試合!日本代表イナズマジャパン対、カタール代表デザートライオンの一戦が、愈々始まります!!本日は晴天に恵まれ、気温も試合もアツくなりそうです!!]
零「何が“恵まれ”だ…ホントに恵まれてたら雨だろ。」
基山「…;」
日傘を挿し、氷袋を頬に当てている零に、苦笑するヒロト。
円堂「よし…行くぞ!(「虎丸くーん!」?」
虎丸「あっ…乃々美姉ちゃん!」
手を振っている乃々美。
此方に歩いてきた。
木暮「誰あれ。」
秋「虎丸くんのご近所さんよ。」
壁山「キレーな人ッス…」
虎丸「何しに来たんだよ!;」
乃々美「今日大事な試合なんでしょ?はい、皆の分!お弁当作ってきたのよ!」
壁山「マジッスかぁ!?」
喜ぶ一部の者達。
壁山の目がハートになっている。
弁当の中身を見る。
「「「おぉーっ」」」
綱海「へぇ、旨そうじゃねぇか!」
土方「こりゃあ力が湧いてくるぜ。」
乃々美「これ食べて、必ず勝ってね、皆!」
「「「はい!」」」
乃々美「ふふっ。」
.
(抜かし)
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ピーーーッ!
[愈々試合開始です!]
吹雪はヒロトにパス。
[ボールを持った基山、ドリブルで攻めあがる!ザック・アブドゥラ、基山に猛然と迫る!]
ザック「貰った!」
基山「!」
スライディングされ、ボールは弾かれた。
だがヒロトの方が1歩早く、再びボールを足元にやる。
ザック「何!?」
基山「よし!…鬼道君!」
ボールは鬼道に。
メッサーが立ちはだかる。
メッサー「抜かせんぞ!」
鬼道にタックルをかます。
対抗する鬼道。
鬼道「っうぉおおお!!」
メッサー「!!」
何とか切り抜けた。
鬼道「豪炎寺!」
豪炎寺「……」
鬼道からパスを受け、スピードをあげる豪炎寺。
[イナズマジャパン、素早いパス回しでカタール代表デザートライオンを翻弄!ゴールに迫る!]
目金「流石我がイナズマジャパン!素晴らしいチームプレイです!」
秋「それに、当たり負けしてないわ!」
目金「…しかしデザートライオンは、ラフなプレイが目立ちますね…」
デザートライオンを見る目金。
走り出すザックとメッサー。
久遠「………」
横目で何かを見る久遠。
零「……//」
俯いた状態で、頭に氷袋を乗せている零。
表情は分からないが、顔が真っ赤になっている。
ビヨン「これ以上進ませるな!」
ジャメル・ムサ「おう!」
(抜かし)
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