二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.25 )
日時: 2012/07/25 13:06
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)

[さぁここまではイナズマジャパンのペース。コーナーキックからのセットプレイで得点のチャンスだ!!]


キッカーは風丸。
深呼吸をし、数回軽く跳ぶ。

助走をつけてボールに向かう風丸。


ビヨン「伸びるぞ!」

風丸「これが俺の…新必殺技だ!!」


高くあがるボール。


[風丸大きくあげ過ぎた!これはミスキックか!?]


ボールは急に曲がり、ゴールに向かう。


ビヨン「何!?」

円堂「!」

風丸「…」

ナセル「このっ…;」


ピーーーッ!


ゴールが決まった。


[何とぉ!!コーナーから直接ゴールに叩き込んだ!!イナズマジャパン先制ーー!先制です!!]


円堂「凄ぇぜ風丸!」

風丸「ふぅ…」


春奈「やった!やりました!」


秋と手を取って喜ぶ春奈。


目金「大きく弧を描いてゴールを抉るシュート…そう、名付けるなら(冬花「バナナシュート。」


ずっこける目金。


春奈「いいかもしれませんね!」

目金「何で先に言っちゃうんですかぁ!!」


零「…
(そうか、あの時の…)」


『はぁっ!』


選考試合の時に風丸が撃ったシュートも、あんな風に曲がってゴールに降りかかっていた事を思い出す。


[さぁ先制されたカタール代表デザートライオン、反撃なるか!]


ザック「行くぞ!邪魔する奴は吹き飛ばす!」

緑川「“思う念力岩をも通す”と言ってね!」


ザックを抜く緑川。


緑川「努力は必ず報われると言うものさ!」

ザック「馬鹿な!;」

緑川「これが特訓の成果だ…!」

ファル「奴を止めろ!」


ファルとスライが緑川を止めに来る。


緑川「吹雪!」

吹雪「((コクッ」

ビヨン「奴だ!マークに付け!」


吹雪の方にボールを蹴る緑川。


[イナズマジャパンこれは読まれたか?]


ビヨン「よし…!」

吹雪「……」


[あぁっと吹雪、ここで咄嗟のスルー!これは裏を書いたぞ!?]


ビヨン「なっ…」

吹雪「((ニコ」


ボールはヒロトへ。


[基山完全にフリーだ!!]


基山「流星ブレード!」

ナセル「!!;」


ピーーーッ!!


ゴールが決まる。


[ゴーーール!日本追加点!デザートライオンを突き放したー!!]


ハイタッチするヒロトと吹雪。
冬花に抱きつく春奈。


久遠「………」


空を仰ぐ久遠。


零「……」


本格的に意識が朦朧としている零。


.

(抜かし)

.


円堂「何で…こんな簡単にペナルティエリアまで…;……!」


緑川「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…;」


ピッピーーーッ!!


緑川が倒れた。


円堂「緑川!!」


[おぉっと緑川!倒れたまま動きません!]


円堂「大丈夫か!?」


駆け寄るIJ。


久遠「…選手交代。」


円堂「緑川…;」

鬼道「どうしたんだ、こんなに早く息が上がるなんて…;」

緑川「ハァ、ハァ、ハァ…;…ずっと、特訓を続けてきたツケが…回ってきたみたいだ…;“過ぎたるは及ばざるが如し”か…!;」

不動「…((ニヤ」


緑川は項垂れる。


緑川「…済まない。皆の足を引っ張って…」


零「…監督…僕、行って来ます…;」


氷嚢を持って立ち上がる零。


春奈「! 無理しちゃ駄目よ零君!;」

零「…っ;」


零は膝を突き、それを秋が支える。
零を膝枕する秋。


冬花「…まともに日にも当たってないのに…」

秋「今日は気温も高い…そんな中、皆プレイしているのね…」


零の代わりに立向居が緑川を連れてきた。


[ここで久遠監督、緑川に代えて栗松を投入します!]



(抜かし)



目金「彼等の目的は、イナズマジャパンの体力を削ぐ事だったんですね…!;」

春奈「前半のラフプレイは、そのために!?」

秋「だから皆あんなに消耗を…;」

目金「しかも、今日はこの気温の高さ…日に当たらなくても倒れるくらいです…」

零「……;」

目金「このままでは…」

久遠「………」


ビヨン「お前達は砂漠に迷い込んだ旅人も同然。…あとは息の根が止まるのを待つだけだ。」

円堂「っ…;」


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(ED)


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