二次創作小説(映像)※倉庫ログ

続き ( No.28 )
日時: 2012/04/03 18:08
名前: 世梨果 ◆t4bgREaztQ (ID: ekp2OEpi)


掲示板には『2−2』の文字。


円堂「クッソォ!!」


地面に拳を叩きつける円堂。


壁・栗・鬼・風・飛「………」


マネージャー「………;」

目金「まさか、ここで追いつかれるとは…!」

春奈「あとちょっと…あとちょっとだったのに…!;」

冬花「……お父さん…((チラ」


冬花は久遠を見る。


零「……」


零はまた氷袋を額に当てていた。


[同点に追いつかれたイナズマジャパン、残された時間の中で、もう一度突き放す事が出来るのか!!]


ピーーーッ!


虎丸「…豪炎寺さん。」

豪炎寺「…」


虎丸は豪炎寺にパスした。
2人を先頭にMFやDFもあがる。


鬼道「皆諦めるな!攻めあがれ!!」

木・壁・土・栗「おう!;」

豪炎寺「っハァ、ハァ、ハァ…;」

鬼道「ハァ、ハァ、ハァ…;」

円堂「っ…;」


皆の息が荒くなる。


[攻めるイナズマジャパン、だが足取りは重い!このまま延長戦に突入かぁ!?]


目金「皆体力は限界。この状態で延長戦に突入したら…」

零「僕や基山達の二の舞。勝ち目は無いッスね。」

マネージャー「………」


零を見るマネージャー3人。


不動「ケッ。……」


不動は久遠を見た。

虎丸にボールが渡る。


メッサー「…っ!」


虎丸はメッサーを抜いた。


[さぁ、ボールを持ち込む宇都宮!シュートを撃てるのかぁ!!]


虎丸「…………豪炎寺さん!!」

豪炎寺「!! ………っ!!」


ドカッ———

ピーーーッ!


豪炎寺はボールを蹴った。
ボールはエリア外へ。


.


虎丸の母「!!」


.


虎丸「って……;っ、何するんですか!!豪炎寺さん!」


ボールは虎丸の左肩に当たった。


豪炎寺「さっきから何だ!お前のプレイは…」

虎丸「! …っ!」

豪炎寺「試合時間は残っていないんだぞ。精一杯、ベストと思えるプレイをしろ!」

虎丸「これが俺のベストです!俺のアシストで、皆が点を取る!それが一番なんですよ!」


虎丸は豪炎寺を見上げて言う。


虎丸「…そうすれば俺は、皆の活躍の場を奪う事もない…皆で楽しくサッカーが出来るんです!!」

豪炎寺「っ! ふざけるな!!」

虎丸「っ!;」


一括する豪炎寺に、虎丸は怯んだ。


豪炎寺「そんなサッカーは、本当の楽しさじゃない。見ろ!」

虎丸「…」


豪炎寺の指差した先には、虎丸を見ているイナズマジャパン。


豪炎寺「ここに居るのは、日本中から集められた最強のプレイヤー達。」

虎丸「…」

豪炎寺「そして、敵は世界だ!」


今度はデザートライオンの方を向いた。


虎丸「……」

豪炎寺「俺達は世界と戦い、勝つためにここに居るんだ。それを忘れるな!」

虎丸「! ……」


虎丸は俯き、拳を握り固めた。


円堂「そうだぞ、虎丸。」

虎丸「!」

円堂「「全員」が、「全力」でゴールを目指さなくちゃ、どんな試合にも勝てないぜ?もっと、俺達チームメイトを信じろって!」


円堂は親指を立てた。


虎丸「………チームメイトを…」

円堂「そうだ!」

飛鷹「………」


飛鷹は虎丸の様子を、皆から少し離れて見ていた。

円堂は虎丸の肩に手を置く。


円堂「今の思いを、サッカーに全部ぶつけろ!俺達が全部受け止めてやる!」

虎丸「………キャプテン…!」

円堂「うん。」

鬼道「虎丸。ここには、お前のプレイを受け止められない柔な奴は1人も居ない。」

虎丸「………」

円堂「やろうぜ、虎丸!」


立ち上がる虎丸。


虎丸「いいんですか?俺、思いっきりやっちゃっても!」


虎丸はイッと歯を出して笑った。


豪炎寺「フッ…俺を驚かせてみろ、虎丸!」

虎丸「…はい!」


.


ピーーーッ!


[デザートライオンザックのスローインから試合再開!]


ザックはファルにボールを投げ、また自分にパスさせる。


[攻めあがるデザートライオン!この流れを止める事は出来るか!イナズマジャパン!!]


円堂「皆!絶対止めるぞ!」

飛鷹「っ、……;〜〜〜っ!うーッス!!;」


飛鷹は櫛が無いので髪を手で慣らし、返事をして相手に向かっていった。


ザック「っ、何だ此奴!;」


ザックは真っ直ぐ向かってくる飛鷹に怯む。


ザック「カイル!」

風丸「そうはさせるか!!」


カイルへのパスを風丸がカットする。


ザック・ビヨン「しまった!」

円堂「いいぞ!飛鷹!風丸!」


[ボールは鬼道が押さえた!イナズマジャパン反撃のチャンスだぁあ!!]


鬼道「虎丸!」

虎丸「っ!」

メッサー「行かせん!!」


虎丸に、身体の大きな3人が襲い掛かる。


虎丸「うぉぉぉおおおお!!」


[何と宇都宮!ディフェンス3人をあっという間に御坊抜き!!]


不動「彼奴、あんな力を…!」

久遠「((ニヤ」


立ち上がる不動。
久遠はにやりと笑う。


不動「! …分かっていたって言うのか…彼奴の実力を…!;」